10年近く前に本当にお姉さんのように慕っていた
彼女が末期ガンで亡くなりました。
12月に亡くなり、初護摩は一緒に行けませんでした。
彼女が亡くなった翌年の初護摩の日。
護摩焚きが終わり、私は住職に
「私、あの場所で、お姉ちゃんを見たんだけど。」
住職は笑って
「僕も見ましたよ、いらしてましたね。
一緒に初護摩のお参りができましたね。」
その言葉で、私は涙が止まらなくなり
一緒に行こうねっていう約束を守ってくれたんだ
そう、思いました。
不思議なんですが、ご先祖様は姿を現します。
必要な時に・・・・・・。
奥の院も何度も一緒に上がったよね?
金澤神社にも何度も行ったよね。
今も思い出すと、胸が苦しくなります。
涙が溢れます、たくさんの思い出があるから。
それから何年も経って
名誉住職とお姉ちゃんの思い出話をしている時
名誉住職が
「そんなに悲しまんでもいい。
彼女はお参りに来とる。」
私は
「お参りに来てるとは、どういうことなのですか?
名誉住職はお姉ちゃんがここに来ているというのですか?」
名誉住職は、まるでドラマのように
「ホーッ、ホーッ、ホー。」と笑い出したのです。