それでも、私は玄関に誰かが来ていると感じていました。
母に言っても相手にされないので
私は熱のある身体で、フラフラしながら
2階から下りていき、玄関まで何とか歩きました。
裸足のまま、玄関の扉まで歩くと
やはり30センチほど、扉が開いています。
私は顔を上に向けると
扉の外に、立っている人がいるのがわかりました。
外も暗く、深く帽子を被っているので、顔は見えません。
しかし、その服装は兵隊さんの服装なのです。
初めは怖かったのですが、その人は何もしません。
ウチの中に入ってくる気配もありません。
しばらく、その兵隊さんを見上げていたのですが
私は、自分に納得し、自分の部屋に戻りました。
そして、熱が出るたびに玄関に一人で行き、
その兵隊さんを見上げていました。
小学校3年生になる頃には
その兵隊さんは現れることもなく
いつしか私は、そのことを忘れていきました。
今でも、あの出来事は何だったのかはわかりません。
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