私は、子どもの頃、4世帯家族でした。
ばあちゃん夫婦とひいばあちゃんが
同居していたわけです。
私が高校生の頃、ひいばあちゃんが
外で転倒して大腿骨骨折し
以後10年近く寝たきりになりました。
同時に認知症にもなり、
「あんた、だれかぇ?」(方言デス「あなたは、だあれ?」)
と言われたときは、衝撃でした![]()
私の両親は私がベビーの頃から共働きで、
小学校から帰ると「おかえり~」と
迎えてくれていたのはいつも
ひいばあちゃんでした。
父母が帰るまでの間、
当時、よく放映されていたプロレス!
やアニメのテレビを一緒に見て過ごしました。
ある時、友達と外で遊んでいた時、
近所の家で飼っていた大型犬の
リードが外れていたのか、いきなり
友達と私に襲い掛かってきました![]()
逃げた田んぼでうずくまり、犬から覆いかぶされる
という、恐怖体験・・![]()
![]()
![]()
泥だらけになって、怯えながら帰宅した時にも
迎えてくれたのは、ひいばあちゃんでした。
「犬が襲ってきた
」
泣きながら、耳の遠いひいばあちゃんに
伝えると、
「そこに、お入り」と、
畳にいつも敷いている自分の布団の中へ入れてくれました。
そんないつも気丈なやさしい ひいばあちゃんが、
私のことが急にわからなくなるなんて
すごくびっくりして、悲しい気持ちになりました![]()
以後、ひいばあちゃん(曾祖母)は、
ばあちゃん(祖母)の部屋で一緒に暮らすようになりました。
老老介護です。
嫁・姑関係がいきなり一緒の部屋で四六時中
顔を合わせるわけで、
おまけに祖母は介護の負担も重く
しょっちゅう大ゲンカ
してました。
曾祖母「おばさ~ん」と、祖母を呼ぶ。
祖母「あたしは、おばさんじゃないよ!〇〇子よ!」
そんな、罵声を思春期真っただ中の私は
聞きながら育ちました。
孫ながら、家族がいがみ合って暮らしている姿は、
とても辛かったです![]()
当時は、介護保険制度もなく、デイサービスや
ショートステイもありません。
「親の介護は嫁の努め」
だったわけです。
祖母のストレスは、そうとうなもの
だったでしょう![]()
それでも、認知症でなければ、まだ
ケンカは少なかったかもと思います。
長生きは、一般的にはとても素晴らしいこと![]()
曾祖母は103歳で自宅で他界しました。
当時、私は二十歳。遠方で暮らしていたので
訃報を知り通夜の晩に実家へもどりました。
曾祖母の前で泣き崩れた私に、
親戚のおじさんが
「大往生よ
」と慰めの言葉を
かけてくれましたが、
私は腑に落ちないものが心に残りました。
いくら長生きしても、
長い介護生活は本人も家族も
とても辛さを伴っていました。
「これって、大往生っていうのかなぁ?
」
そんな思いが残りました。
今は、介護保険制度で社会全体で
介護を支えるシステムがあるので
昔ほどではない思いますが、
介護者も介護される本人も、もっと
幸せに、心穏やかに過ごせることを
願ってやみません![]()
そんな思いから、
一人でも多くの方に
認知症予防が期待できる、アロマを届けたいと思ってます![]()
![]()
体験講座もありますよ。
「認知症予防のためのアロマヘッドトリートメント講座」↓
https://aromaschoolviola.jimdo.com/認知症予防のためのアロマヘッドトリートメント-%EF%BC%91dayセミナー/
