巫女です。
コラーゲン5000mgとコラーゲン1g
単位が違うだけで前者がなんとなくコラーゲンが多くて効きそうに感じてしまいますね
これは「フレーミング効果」とよばれるもので、伝え方で相手に伝わる印象を変えているものです。まさに英語のフレームが名前の由来で、どのようなフレームを通してみているかで人は感じ方が変わり、そのフレームを通していることに気づかない状態になります。
これは様々なビジネスで応用されていて
2か月無料よりも60日間無料と言い換えた方が無料期間がより長く感じたり
サプリメントのアンケート結果が「実感した=5%、まあまあ実感=75%、全く実感なし=20%」だったとしても、2割も実感していないというより「80%もの方が効果を実感」とすればとても効果があったように感じます。
手術で言えば、30%の死亡率、と言われれば手術したくないでしょうが、70%の生存率と言われれば、なんとなく希望がもてると思いませんか
では、部下が希望していない部署へ異動になるとして、フレーミング効果を使って異動を告げるとしたら
「支所へ異動になったよ」を言い換え、「支所で存分に腕を振るって、皆のやる気を上げてきてほしい。結果を出し、役職付きで戻ってきてください」という感じです。
単に異動と言われるよりは、上の考え方は君に期待しての異動だよ、という風になります。まさに伝え方次第といった具合です。
フレーミング効果を使った表現は私たちの身の回りにたくさんありますが、惑わされない方法はただ一つ。事実を自分の中で言い換えてみることです。
コップの中には「まだ半分もジュースが残っている」のか、「もう半分しかジュースが残っていない」のか。
冷静に考えればフレーミングに騙されている場合もあるので、気を付けてくださいね。
ではまた。