まずは、
天安河原のご案内板の転記から指差し


天の安河原宮の仰慕窟
(あまのやすがはらぐうのぎょうぼがいわや)


(徒歩往復20分 車不通)
天照皇大神 天の岩戸へお籠りの際 八百萬の神 御集りになられ ご相談された場所と伝えり
又 天の安河原の一角に間口四十米奥行三十米の大洞窟(仰慕窟)あり この天安河原宮に参詣すると願事成就する中風にかからない軽症ですむとの信仰あり

これより右の遊歩道をとり百二十段余の石段を降り川沿いに進行 大鼓橋を渡り 右の川伝いに約百五十米辿ると左折したところに大洞窟内に天安河原宮あり この川上の河原一帯を天の安河原と稱(しょう)す


ご祭神
思兼神(おもいかねのかみ)

造化三神(ぞうかのさんしん)の一柱で、
高皇産巣日神(たかみむすび)の子。

知恵の神です。



写し方によって、洞窟感が増しますあんぐり

案内書きによれば、

この天安河原宮に参詣すると、願事成就する&中風にかからない 軽症ですむとのこと


中風とは?→脳梗塞などのことをいうんですね。

しかし、なぜ、中風限定❓



天安河原宮で石を積むと願いが叶うとも言われてるらしいです。



素戔嗚尊(すさのおのみこと)の縦横無尽ぶりに辟易した天照大神は、天岩戸に引き込もってしまいます。

すると、世の中は闇となり、災厄が多発不安

困った八百万の神々が集り、会議を開いたのが、
この天安河原。

知恵の神である思兼神(おもいかねのかみ)の知恵「お祭り開催」に従い、神々は動き出します。


(洞窟の中から)

そして、天照大神の引き込もっている天岩戸の前で、


天児屋命(あめのこやねのみこと)

が祝詞を奏上し、


天太玉命(ふとだまのみこと)

が、天香山で採ってきた榊に

八咫鏡を中枝に、

八尺瓊勾玉を下枝にかけ、捧げ持ちます。


お祭りが始まりました。



■八咫鏡

「天堅石」と「天金山の鉄」を取ってきて、


天津麻羅(あまつまら)

=鍛冶製鉄の神

と、

伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)

=鏡作の神

が、

八咫鏡を準備。


■八尺瓊勾玉

玉祖命(たまのおやのみこと)

=玉造部(たまつくりべ)の神

が、

八尺瓊勾玉を準備。



そして、天細女命が、招霊の枝を手に舞い、

お祭りは最高潮へと向かいます。



天照大神が、天岩戸の外の楽しそうで、にぎやかな様子を不思議に思い、ほんの少し岩戸を開けたところに、すかさず天児屋命と天太玉命が、八咫鏡を天照大神に向けて差し出します。



光輝く鏡を見た天照大神は、鏡に自分が映っているとは気づかず、「私以外にも、太陽神が居るの?」と不思議に思い、外を覗こうとして 更に岩戸を開いた瞬間、天手力男が天照大神を引っ張り出し、更に 天太玉命がしめ縄で結界を張って天岩戸に戻れなくしてしまいました。



すごい連携プレーあんぐり
全く隙がない不安

思兼神の戦略で大丈夫か、計画スタート前には、天児屋命と天太玉命が、占いもしたそうです。
念入り。
それだけ、慎重、真剣だったんだ。

全てが、計算されたものとすれば、人の感情の動きまで考慮された用意周到さ。

動きに迷いもない。

優秀な神々の集団なのでしょう。


かくして、世の中に光が戻り平和が訪れたとさ目がハート



天照大神の持つご神徳は、神々にとっても、特別だったんだと改めて感じ入ります。
失なって、気づくあれこれあります。



三種の神器の、
八咫鏡と八尺瓊勾玉が世の中に登場した場所。

歩いて向かう途中の野草も神々しく感じました。



河原に行けない方々のために、遥拝所もあります。




https://amanoiwato-jinja.jp/