賣沼神社の横には、
八上姫公園があります。

そこの立て看板を読むと、

八上姫は、
大国主命の兄 八十神の求婚を断り、
(大国主命には、80人兄が居る不安?と驚きましたが、異母兄弟らしいです)
従者のように扱われていた末弟の大国主命を
見出したことより、

本質を見極める目をもつ、
非常に優れたシャーマンだったのではないか
と言われてるそうです。



八上姫との出会い以後、
大国主命は世の中に出て、
どんどん国造りを進めていきます。



川の向こう岸の小高い山は、古墳。
八上姫のお墓の可能性もあるそうです。


賣沼神社と八上姫公園を紹介した立て看板。

八上姫は、日本で一番最初の恋物語のヒロインだと紹介してあります。


公園には、神話を説明した紙芝居石碑があります。



駐車場には、こちらの立て看板には、
大国主命が、かねてから八上姫を慕い、
会いに行く前から恋文を八上姫にあてて
送っていたという記録があるみたい。

大国主命のその恋文は、
倭文神社で書いて送ったみたいですあんぐり

倭文神社って、びっくり逸話多し。

倭文神社の御祭神の下照姫は、
大国主命の娘。
(母は、多紀理毘売命ですが)

あと、
八上姫と大国主命の間に子供が産まれますが、

なんと、八上姫は他の妻を恐れ、子を木の俣に刺し挟んで実家に帰ってしまった。 

そのため、その子は木俣神といわれているとのことなんですが、なんだか本当のことなのか疑問もあります。


倭文神社の下照姫のお墓には、木が三又に分かれてる樹木が多く、とても印象深かったのですが。今になって、色々繋がっていきますが、きりがないのでこの辺で次に進みます。


神社の無人社務所には、
賣沼神社を説明する
二種類の案内プリントが置いてありました。

こちらは、賣沼神社の説明。
神社入口にある御由緒看板と同じ内容です。


そして、もう一つ。
こちらの御由緒説明を紹介するのに、
もう一回ちゃんと読み直そうと思っていたら、
行ってから随分時間経過してしまいました。

こちらには、
八上姫の生誕地は、賣沼神社辺り。
→はい。わかります。

もう一つ、
渡来人上陸地点は、この場所。
→は?どういうこと?
よく読んでみようと思ってたら、
忙しく、時間経つ…


どうやら、この賣沼神社あたりに渡来人が渡ってきて、鉄製品で原野を開拓したり、川を利用した水運業の交易で財を成し、豪族として勢力を増していったらしく、八上姫は、その豪族の子孫にあたるんですね。


八上姫に選ばれたことで、大国主命は兄たちから嫉妬されて、後も大変だったようです。

ですが、幾多の困難にもめげず、国土を平定していった大国主命。
八上姫の目に狂いはなかったんですね。



モテモテの八上姫と、
モテモテの大国主命。
神様といえども、単純にハッピーエンドとはいかないものですちょっと不満


ちなみに、この狛犬さんの謂れが
社務所にはってありました。


初孫を楽しみにしていた氏子さん。
残念ながら、生後間もなくしてお孫さんが亡くなった哀しみから、この狛犬を奉納したところ、翌年に2人目のお孫さんが誕生したとのことです。


賣沼神社の右手には
足元に大きな岩。
その先に、もう一つ小さなお社がありました。


お祀りしている方がどなたかはわかりませんが、

合祀されている、

伊弉冉尊(いざなみのみこと)最古夫婦神の女神

保食神(うけもちのかみ)穀物の神

建御名方神(たけみなかた)雨風、農耕狩猟の神

高龗神(たかおかみ)水を司る龍神

闇龗神(くらおかみ)雨や雪を司る蛇身の神


でしょうか。



境内の灯籠も、なんともいえない素朴さ。


悠久の昔のままの風景が、
そこにはありました。


https://www.torican.jp/spot/detail_1457.html