2018年3月末
10年3か月と28日勤めたローカル企業を退職しました。
悩むこと数年。
そんなに悩むならさっさと辞めてしまえ!という感じではあるのだけれど(笑)
色んなきっかけや転機が重なり、日本人らしく4月から新スタートを切ろうと3末で退職しました。
有給消化等あるので23日が最終出勤日だったのだけど、まだまだ抱えている案件やクライアントもあるので引き継ぎしながらフェイドアウト。
日本の企業では有り得ないと思うのだけれど、私も中国らしく退職日当日の退社時間まで同僚にはオフィシャルアナウンスをしなかったので、
社内からはエ――ーーっっっ?!?!?!?!?!っとただひたすら驚かれました。
中国人だったら10年勤める=労働契約書の契約期限が無期限になる! のでリストラされるまで会社にしがみつくよと言われる始末。
業界一位と言われながらも納得いかないことばっかり起こるわ、マイナーチェンジしかないわ、お話にならないようなレベルの低さの会社にこれ以上居続けるのは私的には精神的に苦しかった。
変化の激しいここ中国で、毎日ただ悶々と腐って行ってる自分にももう嫌気がさしてついに決心がつきました。
実は2018年の目標の一つが退職だったのでとりあえず第一四半期中に実行できて良かった。
10年前、中国語は全然話せないのに臨んだ入社面接。
入社が決まった後も営業なんて経験なかったからどうせノルマが達成できずクビになるだろうと思って、とにかく使用期間をなんとかパスしよう、せめて一年中国に滞在できるようにしようとそんな状態から始まった私のローカル就職物語。
未経験だから早く仕事を覚えないととがむしゃらに取引先と接待を繰り返した最初の3年、
北京オリンピックや上海万博の追い風を受けて上海支社の優秀営業賞を3年連続で取れたこともあった4~6年目。
私を雇用したアメリカ籍上司の退職、元々所属していた国際部の解散、アメリカ人、台湾人、韓国人、インド人の入社に退社。
中国という市場で異なる文化背景の同僚と働けた日々は今思い返しても本当に貴重だったと思う。
私が勤めた業界で後にも先にもローカル企業に勤めたのはおそらく中国全土でも私しかいないと思う。
良い思い出も苦い思い出も信じられないような事や笑っちゃうこと、笑えないネタ等この10年の中にギッシリとにかくてんこ盛りにあるので、会社との秘密保持契約の期限が過ぎた落ち着いたころに中国ローカル企業に勤めた10年というテーマで執筆したいと思っています。
私の中国10年はこの会社と在ったと言っても過言ではないので、これから会社抜きの私の中国生活がどうなるのか私にも未知数です。
私の中国生活Season2よ。これまで以上に楽しく充実したものになりますように。
ありがとう会社、そしてさようなら。