Hi there,
雨のしとしと降るCornwallです。あ、ちなみに珍しくはない天気です。
さて、70才、再婚5度目のおじーさんに運転して最寄りのバス停まで連れてきてもらいました。
結局、Aさんと別れた後、私は家を出ていくのをどうやって伝えようかに頭を悩ませました。
言いづらい。でも言わなければ出ていくチャンスがいつめぐってくるかわからない。
まず、ドイツ人の子と二人きりになったときに、片言の英語で出ていくことを伝えました。
「えーずるい!!」
と言われたものの、彼女も脱走計画を企てており、次の週に従妹がイギリスを車で廻るところを拾ってもらう予定だったのでそこまで心配していませんでした。
そして、最大の難関はヒステリックなときもあるけど優しいホストマザー。お手伝いされることを嫌うので一人でいることが多い台所を狙って、夕食の料理中に突撃しました。
「私ね、日本に帰ろうと思うんだ。」
「え、どうしたの」
それから、今日日本人の友達に会って、ブリストルまで連れて行ってくれること、ちょっともう日本に帰りたい(ここにはいられない)という思いを告げているとなんと涙がこぼれてきたのです。わたし、女優?
というのは冗談で、もう、私もいっぱいいっぱいに告白していたので感極まったのだと思います。日本に帰りたいというのは本音でしたしね。そんな私をホストマザーは強く抱きしめて、
「いいのよ、ここはあなたのうちだからね、いつでも帰ってきていいんだからね」
と言ってくれました。
そして、ホストマザーからおじーさんにも伝わり、早朝おじーさんが私を送ってくれることになりました。
私は、皆が寝静まったころ、いそいそと普段制限されていた壊れた洗濯機と扉が閉まらない乾燥機を使わせてもらい、夜通し回して回収に行きました。糞まみれの服をパッキングはできなかったので。。。
獣臭のする車に揺られ、揺られるあまりに車に酔い、これも最後かなと思うと感謝する気持ちももちろんあふれ、Aさんたちとの集合場所、Exeterを目指すのでした。
Exeterに無事到着し、1時間くらい時間があったので駅構内のスターバックスで待つことにしました。
荷物も多いし、駅周辺には何もないのはわかっていたので下手に動くのはやめました。
節制している身からすると超高級品のスターバックスラテ。
でも、どうしてもこれが飲みたかったのです。
私、本当に移動しているんだなぁ。次の目的地もないのに。
安い宿を探さねばということで、格安ドミトリーをBooking.com経由で予約しました。ロンドンで凝りていたので絶対「女性専用部屋」だけは外さずに。
そうこうしているうちに、Aさん、ご主人、ZIZIちゃんが到着。
Bristolへドライブです。一人じゃないって素晴らしい!すっごく楽しい!!
親切極まりないご夫婦は、私の格安ホステルの前でおろしてくれました。
「何か困ったことがあったらいつでも連絡してね!本当に大丈夫???」
とかなり心配してくださり、私がホステルの玄関をくぐるまで見届けてくれました。
まさか、会ったことのない、友達のお姉さんの友達というつながりでここまでよくしてくださるなんて、本当に涙を流しながら感謝をしました。
さて、若者に人気な大都市Bristolでの生活がスタートする・・・と思いきや?!
つづく。