【高校生諸君！みそちゃんおじさんが味噌について語りますーその④】
友人のパソナ系子会社の社長さんに依頼され、全国学校放送ネットワークのインタビューに答えるスタイルで記事になりました。
今後味噌についてどのようなことを伝えていきたいと考えていますか？
【答え】
みなさんは日本の食料自給率について知っていますか？
日本は先進国中最低レベルの約３９％しかないんですよ。
その中でも味噌の原料である大豆の自給率は６％しかありません。
たったの６％ですよ！
最初に、大豆を食べる文化を持っている国の中で、日本が一番大豆の食べ方を知っているとお話をしましたが、なのに日本では６％しか賄えていないんです。
足りない分は現在輸出に頼っていますが、もし輸入先に何らかな危機が生じたら、日本人は飢えていくことになるでしょう。
今の日本は飽食の時代と言われ、不便なく食べられていると思っているかもしれませんが、せめて先進国中日本の次に低いイギリスと同じ７９％くらいまでを当面の目標とし、自給率を上げていかないといけないと思います。
従って、これからの日本は食の自給率を上げるため、生産と加工・販売という一貫したサプライチェーンの一体化や地域資源を有効活用した新たな産業を創出するなどの、６次産業化の推進活動が非常に重要になってくると考えます。
６次産業化は難しい話だと拒絶せずに、未来の日本を作っていく皆さんが是非積極的に興味を持って参加していって欲しいですね。
１００円ストアにいけば１００円で色々なものが買える世の中になりましたが、安いモノやサービスにはには安いモノやサービスだけの理由があり、高いモノやサービスには高いモノやサービスだけの理由があるんです。
私たち一人一人が安いからという理由だけで選択するのではなく、それはどこで作られ、どのように作られたかを気にして欲しいんです。
その第一歩こそが今後の日本の食の安全保障を良くする大きな一歩になっていくと思います。
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