吾輩は猫である⭐︎面白い | 星の輪ネットワーク

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有ります、有ります。
 
一番有名な小説。
 
吾輩は猫である、でございます。
 
とても面白かったと記憶しておりますわ。
 
猫の目を通して当時の世相を描く小説ですが、
 
描かれている人間が、日本人なのに今の日本人とはだいぶ違う気がします。
 
もちろん昭和の私とZ世代と呼ばれている若者だって、同じ日本人とは言えないかも知れません。
 
なにしろあの時代は明治ですからね。
 
そして、いちばんの記憶に残っているのは話の中でクシャミ先生のおじさんと言う人が出てくるのですが、
 
おじさんは徳川のサムライだった人で明治ねのその時代になってもチョンマゲを切らずにいたとあります。
 
その上凄いのは、どんな平和な時代と言えども侍はいつ何時戦さに呼ばれても戦えるよう、
 
常時準備怠る事なし、と言って
 
刀を奮う腕が鈍らないように鉄の扇を常に持って鍛えている、らしいのです。
 
その話を読んだ時、ちょっと信じられませんでした。
 
そんなの聞いたことも無かったし、映画とかでも見たことないし、
 
大体鉄の扇って何よと、思ったものでした。
 
それがですよ、本を読んでから何年も経ったある日の事。
 
私は仕事の関係である日福井県大野市の大野城へ行ったのです。
 
そこで、所蔵品の数々が展示されているのを見ると、
 
中に鉄の扇があったのです。
 
咄嗟に私は漱石の小説を思い出しました。
 
おじさんの話は本当の事だったようです。
 
 
確かにね、日本刀は重いから平和ボケで鍛える事もしていなければ
 
いざと言う時刀を持つことさえ出来ないでしょう。
 
お侍さんも気楽な家業では無かったようです。
 
普段でも常時鉄の扇を持って腕を鍛える、それが侍。
 
テレビや映画では見ることの出来ない真実が時代を代表する小説には
 
隠されていると言うことです。
 
明治の時代の日本人はのんびりとして大らかで今の人とは大違い。
 
昔の日本人を偲んで自分の中にもそんな日本人が潜んでいるかもしれませんよ。
 
ぜひ読んで感じてみて欲しいです。
 
明治の時代の日本人はなかなか素敵です⭐︎