ラピスラズリのお話 | 星の輪ネットワーク

星の輪ネットワーク

金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

ラピスラズリ

 

キャンペーン詳細をみる

 

みんなの投稿をみる

 

ラピスラズリについて私が知っていることをお話ししましょう。

 

ラピスラズリとして出回っている鉱石の、その殆どがアフガニスタンから産出されたものです。

 

稀に南米産の物が見られますが私が見た石に関して言えばそれは鉱物的に別の物と言っていいでしょう。

 

ラピスラズリは古代の昔から人々に尊重されて来ました。

 

エジプト人はこの鉱石を粉にして空の青さや海の青さを表し色として

神々を描く時には必ず使った色でした。

 

その青色はクレオパトラのアイシャドウとしても使われていた、と言う

実しやかな逸話をどこかで読んだ覚えがあります。

 

私は昔から石が好きでした。

と言ってもそれは瓦に転がっている様な石ころですけどね。

 

初めて半貴石に分類される鉱石を手にしたのがラピスラズリでは無かったかと記憶しています。

 

当時ラピスラズリは幸運の石と呼ばれていました。

 

深い青色のその石を身につけると幸運を引き寄せる、と言うのです。

 

本当でしょうか。

それはパワーストーンがブームになって人々が石に興味を持ち始める前のことでした。

 

自分の人生を振り返ってみれば、

それは本当ですよ、と言えるでしょう。

 

この石に出会って石を扱う仕事で暮らしをたてるようになって以来、

数々の幸運に恵まれてここまで来ています。

 

もしかしたらそれもこの石を身につけていつも身近に置いていたおかげかも知れないのですね。

 

健康にも恵まれているのはおかげでしょうか。

 

 

我が家の宝です。

 

もう随分前にアフガニスタンの子供から買いました。

 

日本画の青色にも使われているラピスの色粉は歴史的にとても古い活用法で

 

奈良の都の枕詞に使われている

 

あおによし

 

と言う言葉の青は

 

ラピスの青だったらしい。

 

奈良時代にはアジアの諸各国から遣いの者たちがやって来て

それは賑やかだった様です。

 

その煌びやかな朱色とラピスの青そして金の装飾が都を飾っていたのでしょう。

 

行ってみたいな☆