我が家の裏庭にひっそりと咲く花がありますの。
毎年勝手に咲いてくれるので
本当にありがたいのです。
草ボーボーのまま放ったらかしの原野にしています。
その中で何の世話もしないのに
勢力を保ちながら毎年美しい黄色の花を咲かせてくれるのです。
よく見ていると自然界の中は勢力争いが常に起きています。
我が家の周りは人の入らない原野となっていますが、
ずっと以前は田んぼだったり畑だったりした場所です。
二十数年前にここに移り住んだときは
桑の木がちらほら残っていた桑畑だった場所は
そのうちにクズがおい被さって木は次々と枯れて行きました。
いつしかクズがこの場所を占領するかと思われた頃
菊芋が姿を見せ始めました。
実はこの菊芋。
知らない間にうちの庭に花を咲かせるようになっていて、
知らずにその黄色い花を愛でたりしたのです。
ところがそれが菊芋だと気付いた時にはすでに時遅し。
菊芋の繁殖力はスーパーストロングなのです。
引っこ抜いたものを
何も考えなしに前での空き地に放り込んでいました。
すると、いつの間にか、
クズの姿がだんだん少なくなって行き、
あれよあれよというまに空き地は菊芋の花畑と変わって行ったのです。
今では菊芋がびっしりと育って花の頃には黄色いお花畑となりますの。
こうして見ると植物の繁殖力ってすごいなって感心させられますよ。
ヒメシャガって花がありますが、
これもとても強靭でどんどん増える。
それから困っているのはネトルです。
つれ合いが考えなしに植えてしまったものですが、
これもスーパーストロング。
将来菊芋が勝つのかネトルが勝つのか？
それともミントかヒメシャガか・・・・
とまあ、育つに任せた我が庭の中で
私たちが来る前からずっと勢力を保ち続けているその花が
黄菖蒲であったとは、
いやはや知らずにおりました。
二十数年来の思い込みです。
いやだ、恥ずかしー。
あれ何のはな？
あやめ？
杜若？
まさか菖蒲じゃないでしょ。
あやめも菖蒲も紫色じゃなかった？
杜若だわ、きっと・・・・(ﾟｰﾟ;
そんな風に無理やり自分を納得させて、
杜若と思い込んでおりやした。
何気なく、今日になって、
あの黄色い花は本当は何という名前？と
思った私です。
それで調べてみたら、
黄色の菖蒲ですって。(＝◇＝;)
そんなのあったんだ。
あったのです。
白いのもあるようです。
色々あるのですね。
これが菖蒲ならこれから菖蒲園を広げてみようか、
なんてね。