バンコクの熱帯夜♪ | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。



およそ1週間、実家で暮らしていました。

連日の猛暑、夜になっても熱は下がらず、

まるっきり南国の気候でした。

母の横に並べて敷いた布団の上で、

吹き出る汗を拭いながら何度も寝返りを打っては、

網戸から微かに流れ入る冷たい外気を感じて、

不意に


20年間毎年通った、

暑いバンコクの夜を思い出しました。


バンコクでの私たちの滞在先はいつも同じです。

古くて伝統的な木作りのゲストハウス。

エアコンは付いていません。

たいてい同じ部屋に泊まるので、

もう自分の部屋の様に感じています。(‐^▽^‐)


その部屋には、古くてガタガタ云う黒い扇風機が一台あるっきり。

夜になっても30度近い暑い夜。


扇風機を付けたままで寝るのは嫌いなので、就寝時は止めるようにしています。

そうなるとその状況で眠りにつくのは至難のわざ。

木作りの大きなベッドの上で、

吹き出る汗を拭いながらあっち向きこっち向き、

寝返りを打ってはため息を吐く事になります。

眠りたいのに暑すぎて眠れません。


窓はすべて開いていても、網戸がかかっています。

それも汚れで真っ黒な網戸。


網戸があるだけで風の通りが違うのに、

こんなに汚れた窓から侵入出来る物が有るのだろうか。


ところがその網戸から、

時おり心地よい外気が流れて来るのです。

涼しい微風が



半分茹だった体を、

柔らかなブラシで撫でるように吹いて来ます。


あ~

気持ち良い。

これぞ、熱帯夜の醍醐味。


こうして、幾度か涼しい外気の甘い香りを楽しんでいる内に、

いつしか深い眠りについていく、

これぞ、熱帯夜の醍醐味だぜ。




先日、実家で思い出したのはこの感覚です。

久しぶりに風の甘さを味わいました。



私にとってはとても懐かしい感覚です。

山じゃ、もう風が冷たすぎるのよね。





暑かったけど、

おかげで今年は経験出来なかったバンコクの熱帯夜を、

実家で経験させてもらえました。



そう考えれば、

猛暑日続きにも感謝の気持ちが湧いて来ますでしょ。ラブラブ
























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