校庭の土壌処理 | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

福島の学校の校庭が、放射性物質で汚染されていることが判明してから、もうずい分経ちます。

初めに汚染に気づいた時、学校や幼・保では各自の判断で校庭の土を削り取ってしまいました。

削り取ってから、さてその土をどこへ片付けようということになり、

はじめて、それが放射性物質に汚染されたもので、簡単にその辺に捨てられる物ではないと気がついたのです。

おかしな話ですよね。

汚染されているから取り除いたはずなのに、

削り取った土の捨て場のことを何も考えなかったのでしょうか。


人間のあまりの愚かさにあきれます。

汚染されているから取り除く。

でもいったい何によって汚染されているのか、

考えなかったのでしょうか?

聞けば、その作業に当たった人はマスクも付けず、何の防御もせずに、、ブルドーザーで土ぼこりをあげながら仕事をしたらしいです。

そのことの意味は

私が言わなくてもお分かりだと思いますが、放射性物質の中でも比較的軽いヨウ素が空気中に拡散したことは間違いないでしょう。

その後、土の処分に困った当局は、ビニールシートをかぶせて、校庭の隅に放置することにしたのです。

それからしばらくして、今度はその汚染された土を校庭に埋め戻すという処置をとりました。

どこへも持っていけないからね。

表土から10cm埋めただけでもかなりの放射線量を減らせるというのです。

そして今日読んだニュースではそれにかかる費用を国が負担するというものでした。

皆さんはこの話をどうお思いになりますか。

土を入れ替えるということは、穴を掘ればそこに放射性物質があるということになりますから、

穴を掘ってはいけません、という決まりでも出来るのかしら。

それに、

ニュースでは校庭ばかり問題にしているけれど、

校庭の土が汚染されていれば、家庭の庭も汚染されているはずです。

大人は放射能の影響を受けにくいとかいっていますが、

庭や公園の表土だって汚染されていることは確実なのだから、

もっと広範囲に考えをめぐらさなければならないはずですよね。

もちろん畑も汚染されているでしょう。

子どもを守るという正義感的な発想からすれば、

妊婦さんや、これから母親に成る可能性を持った未婚の女性のことなども

広く考えて守っていく必要があると思うのです。

子どもの被曝量に関しての数値なども問題になっています。

その事に関した記事の中にこんな話を見つけました。



「1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議」の米国内組織「社会的責任を果たす医師の会」は4月29日、次のような声明を出した。<自然放射線を含めた被ばくはいかなる量でも発がんリスクを高める。子供は大人よりも放射線の影響をとても受けやすく、胎児はさらに弱い。子供の放射線許容量を20ミリシーベルトに引き上げたことは不合理だ。発がんリスクを大人で500人に1人、子供で200人に1人増加させるからだ。このレベルでの被ばくが2年間続けば、子供のリスクは100人に1人になる。子供にとって安全だとは全く言えない>」

皆さんは放射能のこと、どう思っているのでしょうか?










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