「退職までの8年間」
私は公的機関の非常勤として
勤務していました。
その間に出会った
印象に残ったお客さんを語ります。
主に生活保護受給者が私のお客さん。
タイプを大雑把に分けると
「ヤ〇ザタイプ(ム所上がり含む)」
「大人しい鬱気味タイプ」
「何らかの障害タイプ」
「精神疾患か憑依かわからないタイプ」
「どうしようもないタイプ」
フツウなら出会わない人が多い。
8年間もいると彼らに慣れてきて、この世界がフツウになってきた。話が合わないのはもはや当たり前で、話が合う人に出会うともの凄く感動する。
辞めたあと、なかなか平穏な日常に慣れず、あの空気感が懐かしく感じるようになった。
退職後の仕事「物件清掃」では、その空気感を少し味わうことが出来た。が、みんな約束守って頑張り屋なので、ちょっと違った。
唯一65歳の〇さんだけが、生保になるだろうと確信が持てた。しかし余計なアドバイスはしなかった。体力があって就業意欲があるうちは働いていた方が本人にとって幸せと感じたから。
○さんは、タイプでいえば「何らかの障害タイプ」だと思う。多分、軽度知的、境界知能かなあ。
年齢が高い人は判定する機会がなかったので結構多いと思う。仕事の覚えが悪く、人間関係に躓きやすく、仕事を転々としてしまう。そのうち仕事内容が高度になり適応できなくなる。収入が途絶え、親に財力がなければ生活保護に頼らざるを得ない。
勝手に5つのタイプに分けたが、それぞれ重なっている部分もある。一口には語れない人間の特性。でも何故か彼らがずっと心に残っている。
不思議だなあ、と思う。
心に残っているというのは「引っかかっている」ということ。そのとき刺さっていた棘が、世に言う「陰謀論」を陰謀と本当に思った最近、徐々に取れてきた。陰謀系は確証がなく(スピもだが)自分が思っているだけだが、書きたいことを書くのが私のブログの趣旨(今、決定)なので、ファンタジーとして捉えてください。