「退職までの8年間」
私は公的機関の非常勤として
勤務していました。
その間にあった出来事を綴っています。
よろしかったらお読みください。
私は公務職の非常勤。1年契約だが、3年に一度再応募がある。
つまり更新はされず、一般募集で応募するようになる。
更新のときは履歴書提出(応募動機もちゃんと書く)だけだが、再応募のときは「履歴書」「職務経歴書」の書類審査があり、通過者は「面接」をする。
面接官は時代や時期によって変化、現在は「外部機関」「管理部門」「関連別部門長」の主に3人が多い⇒県によって違うかも?
面接官は公務員だが、キャリコンや研修を受けている手強い相手。
私の仕事は応募者への支援、つまり応募のプロである。完璧な書類と模範になる面接をしなければならない。
だからいつも緊張する![]()
更新や採用の基準は「勤怠・勤務状況」に加え、「実績」「上司の評価」「過失の是非」「予算」など。個人情報漏洩があったらアウト!
この個人情報漏洩案件は全員メールで流れるし(名前は言わない)、事情聴取されるし、上の機関に報告される。「この漏洩案件はプレス発表になります」なんて言われたらチーンどころじゃない![]()
私は一度だけ漏洩案件があったが(後日記載)、どうにかギリギリやらかさないで仕事を終えた。ヒアリハットだけでなく、後から「あれは大丈夫だったか
」と強迫神経症のようにヒヤヒヤドキドキしたものだ![]()
一番の問題は「紹介状誤交付」
紹介部門のやらかしはこれが多い。これやったら後で怖ろしい後始末が待っている。今も思い出すと恐怖にかられる。
この年、私は再応募の年だった。
私の所属(十数人)が1人減になることで、同僚も再応募となった。
1か月前には結果が出る(労基法上)。本所から2人やってきたが、様子をうかがっているばかりで中に入ってこない。
同僚が相談を始めてから私が呼び出された。
結果は
「同僚が不採用」
ショックをだった!
同僚が辞めるまでどのように接していったらいいか。たった2人の職場で明暗が分かれるシチュエーション。彼のショックと私にかかる負担。本所の2人は申し訳なさそうに言った。
この同僚は、異動する前「この人と一緒はイヤです」と言った人だ。
しかし、一緒に仕事をしていくうち嫌じゃなくなり情も沸いた。相変わらず仕事出来ない人だが、最後の方はとても穏やかで協力的になり、「数字を上げるために頑張りましょう」とまで言うようになった。本当かどうかわからないが「年齢が一番高い」ということが理由らしい。でももっと高い人がいたはず![]()
皆に同情されながらイヤイヤ組んだ同僚は、また皆に同情されながら名残惜しく別れた。
でも
「これでこの人と終わり」![]()
と思うと嬉しかった。
次に来る人も知っている男性だった。
「良かった」と思ったのは一瞬で、
この人はもっと酷い人だった。
