「思いは運を呼び寄せる」

思いが先か運が先かわからないが、

このような不思議現象を

生きているうちにわかれば嬉しいな照れ

1歳である三男孫が20歳になったとき

この世界は大きく変わっているだろうけど愛

 

私が生活保護課で職業相談をしていたとき、

保護開始になったばかりの

アラフィフシングルマザーが来た。

保育助手をしていたが

収入が少なくトラブルもあった。

彼女は話しに一貫性がなく、

同じことを何度も言い、

働く意欲があるかは疑問だった。

「今は精神的に疲れているので、

すぐ働くより職業訓練などで一呼吸置きたい」

そんな気持ちを持っていた。

 

職業訓練は一呼吸置くためにあるのではないし、

仕事を回避する手段に使ってはならない。

だから私も保護課も

彼女に積極的に訓練を勧めなかった。

 

しかし締め切りまであと1週間しかない

「保育士講座」が今頃届いた。

(いつも遅い)

一応、チラシを自分の窓口の

『訓練案内』の前面に置いた。

締め切りまであと3日だし・・・

 

そんな時、彼女が不意に来た。

そして何気に横き、叫びをあげたポーン

「こういうのあるんですか?」

「どのようなものですか?」

2年間訓練であること、締め切りは3日後、

今からじゃ間に合わないかもと説明した。

しかし彼女は諦めない、食い下がる滝汗

 

『今からじゃ間に合いませんよ』

と言われるのを承知で訓練コーナーに電話した。

そしたらいつもの「今からじゃ・・・」

というメンドクサソウな声じゃなく、

「4時までこれますか?間に合いますよ」

無駄に明るく感じの良い声。

 

結局、トントンと申込みは進み、

保護課へは後付けの報告となった。

ホントは受ける前にケースワーカーに

受講したいと言わなくちゃならないアセアセ

2年間・・お金がかかるのだ!

 

私は凄く焦った滝汗

 

蓋を開けたら彼女は雇用保険受給者。

延長の条件に該当し、

2年の訓練期間中は雇用保険から出る笑い泣き

 

良かったあ!!!

保護課に迷惑をかけずにすんだ!

(メンドクサクなるところだった)

 

最終的に彼女は2年間頑張り保育士を取得した。

チラシを前面に置いていた私に

とても感謝していたが、

それは私じゃなく彼女の運。

ホントは前面に置くことを躊躇したのだから

(受ける人がいたら面倒だな、でももう大丈夫だろう)

 

彼女の運が私を呼び寄せたに過ぎない真顔