【これまでのあらすじ】

不倫相手の女性が社長になったため

女性を助けたいと離婚を切り出した夫

私の反対で頓挫し

新しいビジネスパートナーを得て会社を

退職

雇われ社長になったが

ビジネスパートナーは事件を起こし遁走

しょうがないので自分で会社設立

ブローカー業でお金は入ったが

関係会社が倒産し金策に追われ始める

 

2004年が明けても状況変わらず

看護助手は雀の涙

私は44歳になっていた

 

危ない夫なのに離婚できなかったのは

住宅ローンがあったから

夫名義の家に私の父母が住んでいた

(土地の半分は父名義)

 

何かあったら親は着の身着のまま家を追い出される

家の名義変更だけはしたい

しかし私に収入ないのに

銀行さん

OKできるはずがない

 

夫は何をしているかわからず不安が増すばかり

そこで息子の高校入学を機に

東京に行くことにした

「行けば何か変わるかもしれない」

「親と一緒にいるよりましだ」

 

どっちも地獄なら夫といる方を選んだ

(お気楽な人なので)

娘は地元の大学に入学

通学困難なため1人暮らしをしていた

 

夫は心機一転

知り合いのところで働き始めた

(催事場営業)

しかし喧嘩になり3カ月で退職

 

相変わらず仲間との投資話や

「お金入る、入らない」の話が続いていた

 

そのうち「保証人」「根保証」「人物保証」とか

怪しげな言葉が出るようになった

その件で、義兄と夫との間で何か相談していた

 

「夫は誤魔化しが多い気がする」

と義兄に忠告したが

義兄は信じているようだった

 

この年も様々な人と絡んで

お金が入ったりしたので

090金融からの電話や

カード会社から

「法的処置」

のお便りがあっても

ズルズルと続いた

 

9月、夫が父に「nanokaに内緒で金貸して」と電話したのを機に、親に現状を話し、離婚前提で家族会議を行った。

『私と夫、私の両親、夫の両親』の6者面談である。

 

しかし・・・

また夫の話しのすり替えに乗ってしまう皆様

「青森の秀吉がどうの・・」

の眉唾話しを信じたのか

「とにかく本人が反省しているし」

「どうにかしようとしている」

「信じてあげたい」

特に夫の父親はその眉唾話にまんまと引っかかったガーン

 

 

私も夫の言葉に一喜一憂した


人が変わったように反省の言葉が出たり

「良い方向に向かっている」

「予定通り進んでいる」

と言うからショボーン

 

 

しかし


「nanokaさんにも言うように」

と義兄からメールがあり

「夫婦協力して・・」

と義父から手紙が来ると

 

「このままでは私のせいにされる」

と保身の気持ちが動いた

私は義母に現状について手紙を書いた

「協力したら家族も破滅」

 

 夫を止められるのは義母しかいないと思った