おん母は今は元気だけど
私が高校生の頃は肝臓が悪くて入院したり 膀胱腫瘍で二度 手術したりと
ちょいちょい家を開けていてその度に
おん父は『俺はおん母がいないと生きていけない』ってよく言ってたのに
あっけなく2年前の今日亡くなりました。
おん父が亡くなる日 付き添いしていたおん母が
朝カーテン開けて おん父の洗面済ませて
家に帰って又すぐ来るからねと言って
8時位に 家に帰って来て 私も仕事に行き 上司に父の付き添いをしたいとお願いしたんだけど
何だか話をはぐらかされて それから
地下に取りに行く物があったので私は地下に。
用事を済ませたおん母が おん父の病室に行く前に
私が忘れていったお財布と鍵を渡すのに 30分位病棟で私を探していたけど
見つからず おん父のとこに行って 今帰って来たよ。と言っても 反応がなく
急いで看護師さんを呼んだけど呼吸は止まってました。
私はそんな事知らないから 地下から病棟に帰ろうとした時に
看護師さんが勢いよく走って来て
いますぐ7病に行って下さい。 って言われたんだけど 私もアホだよね。 ピンとこなくて
何? って聞き返した時に お父さんが 早く・・・・って言われて あぁもうダメなんだと
心臓が急にドキドキして泣きながら地下を走って緩和病棟に行き
おん父の病室に行ったけど もう息はしてませんでした。
何度も何度も 肩をたたいて呼んだんだけどね・・・
おん母は 誰もいないとこで死んで あんたは・・・と何度も言ってた。
おん兄も仙台で演説中で
誰もおん父を看取る事 出来なく 今でも申し訳なく思っているけど
唯一の救いは 苦しまなかった事。ほんとに寝てるようでキレイな顔してました。
おん父がなくなる数時間前の夜 仕事あるから 帰ろうかな～って言ったら
おん父が私の名前を呼ぶから どしたの? って聞いても なんでもないって首を振るの。
又私の名前を呼ぶから どこか痛いの? って聞いても又なんでもない。って言うおん父。
きっと後数時間で 自分が亡くなる事知ってて 最後に私に何か言いたかったのかな・・・。
虫のしらせなんて何もなかった・・・。
いつかは私もおん父のとこに行く日がくるから
あの時 何か言いたい事があったのか 色々聞きたい事あるな～って思う。
定年して10年。 もう少し頑張って長生きしてくれたら チビ達の 高校生・中学生になった姿みれたのにね。
入院中にピンのコカコーラが飲みたいと言って 探しまくったコーラ。
そして最近嬉しかった事。
一般病棟で入院中お世話になった看護師さんにお父さん目がくりくりして色白で可愛かったよね。って。
亡くなって何年経つの?って聞かれて
覚えいてくれた事が嬉しくて号泣。
そしてお父さんの命日にってお菓子をくれたお友達。
家族以外に おん父の事を思い出してくれた人がいて
私もおん父も幸せだな～と思いました。
おん父と初代ナオタロウ
今でも 感謝してます。