へっぽことーしろーカメラマンの私は基本的に皆さんのお役に立てないのですが、1つだけハイアマチュアの方にも相談に乗れることがあります!!
それは
写真編集に適したパソコン!!
と、周辺機器!
主にハイスペックなパソコン関係のセールスマンなので、この当たりは非常に得意です•̀.̫•́✧
写真編集をすると言えば、主たるソフトはAdobeの「Lightroom」と「Photoshop」がメインになるのではないでしょうか。
この2つのソフトを中心に写真編集ソフトはパソコン側にそれなりの性能を要求してきます。
それに応えられるパソコンと周辺機器についてのポイントを書いていきたいと思います\(^o^)/
1.スペックについて
1にも2にも大事なのはスペックでしょう。
パソコンの性能は超極端に言うと下記の3つでおおむね決まります。
(1)CPU
(2)メモリ
(3)ストレージ(HDDやSSD)
聞いたことあるけど、なんのこっちゃ?という方も少なくないはず。
その場合はまず、仕事のために机に向かって座っている人を想像してください。そうすると
(1)CPU→座っている人の脳みそ
(2)メモリ→机の広さ
(3)ストレージ→引き出しの多さ・大きさ
になります。
(1)頭が良ければ、難しい仕事が出来て
(2)机が広ければ、一度にたくさんの仕事が出来て
(3)引き出しが大きければたくさんの書類が保管できる!
というわけです\(^o^)/
それを踏まえて、理想的なスペックを記載していきます。
何GBとかiなんぼとか意味が分からずとも英数字を覚えるだけで選択しやすくなるはずです!
(正直、私も意味はよくわかりません!)
(1)CPU
基本:intel Core i5 6000番台or7000番台
推奨:intel Core i7 6000番台or7000番台
i7は一般ピーポー向けのCPUでは”いっちゃんいいやつ”です。
i5は一個下のグレード。トヨタならカムリ。つまり悪くはありません。i5でも十分だけど、i7ならヒーハー、みたいに思ってください。
6000とか7000というのはCPUの世代ですね。最新は7000番台ですが6000でもそんなに変わりません。
(2)メモリ
基本:8GB
推奨:16GB
メモリはおそらく3つの要素の中で一番、重要です。
基本を8GBですが、これだと少し遅く感じるかもしれません。
では、最初から、16GBのメモリを搭載したPCを買えばいいのか?というと、それもまた違う。
最初から搭載しているメモリが8GBのパソコンと16GBのパソコンでは値段にかなり差があります。下手すると3、4万違います。
しかし、後述しますが、デスクトップPCはメモリの増設が簡単に出来ます。しかも、メモリは単体で買うと、1万しなかったり。
つまり、メモリは後から増設した方がお得!!
いきなり16GBのメモリを搭載したPCを買う必要はありませんよ(^^)
メモリの増設方法はまた別の機会に説明したいと思います!
PCをコンセントから抜いて、体内の静電気を逃して、あとは買ってきたメモリを専用スロットにぶすっ!と挿すだけ!意外と簡単でしかも、ややゴリ押しでも大丈夫なのです(笑)
(3)ストレージ(HDDやSSD)
まず括弧書きのHDDとSSDの違いですが、ざっくり、こんな感じです。
HDD
いいとこ→1TBとか2TBとか容量すげぇ・安い
わるいとこ→落としたら一発アウト・読み込み遅い
SSD
いいとこ→HDDよりは頑丈・読み込みめっちゃ速い
わるいとこ→256GBとかあんまり容量積めない・高い
それでオススメですが・・・
実はストレージはあまり重要ではありません。HDDで1TBもあれば十分です。あとは後述する外付けHDDに写真等を保存しましょう。
ノートPCはSSD、デスクトップはHDD、というのが昨今はやりですね。
OS(Windowsとか)はSSD、データ保管はHDD、という素敵なパソコンもあります。そういのはやや高いのでお金があればいいかもしれません。
2.デスクトップが理想。
ご家庭で使っているPCはノートPC、という方は非常に多いと思います。実際、写真編集をMacBook Proなどで行っているハイアマチュアな方も多いはず。
しかし、理想はデスクトップです。
パソコンは写真編集のような重たい作業をすると、熱くなります。
これは主にCPUが熱くなっているためでこの熱を逃がすファンがノートPCは小さいorもしくはない、ことが多いのです。
あまりPC内部が熱くなるとPCの挙動にも影響が出ます。遅くなったり、急にシャットダウンしてしまったり・・・ですね。
デスクトップPCであれば、CPU用のしっかりしたファンが着いていますし、筐体も空気が通りやすいため、熱を持ちにくいのです。
CPUは人間で言うところの”脳みそ”にあたります。人間も熱が出ると、ぼーっとして仕事や勉強が手に付かないですよね(;´∀`)
パソコンちゃんも同じなのです。
また、デスクトップは載せられるメモリの量が基本的にノートPCよりも多いのも特徴です。
例えば、購入時は8GBだったが、やはりもう少しメモリが欲しいな・・・と思った時にノートPCだともうメモリを挿入できないとか最大8GBまで、といったような制限がよくあります。
デスクトップは機種にもよりますが、現在の製品でしたら、32GBくらいまで増やせます。
32GBまで載せたら、かなり快適なはずです\(^o^)/
といっても、ノートPCではダメ、というわけではありません。理想は家でデスクトップ、サブや移動先でノートPC、という環境でしょう。
では、これまでの内容も踏まえ、どこのPCがオススメか、ご紹介したいと思います!
3.オススメPCメーカー
mouse computer
最近、よくCMやってますよね。
少し大きいですがミニタワー型のが良さそうです。
量販店には取扱いがなく、ネットで購入するのが基本になります。
お値段は安めですが、サポートは比較的いい印象。
製品の信頼性もそんなに悪くありません。
EPSON Endeavor
え?プリンターのEPSON?と思う方。そうです、EPSONはパソコンもやっています。けっこうビジネスユースでは強いメーカーさんなんですよ。
なので製品の信頼性やサポートは非常にオススメです。
お値段もそんなに高くありません。
また、CPUやメモリといったスペックを柔軟に決められるのもいいですね。
こちらもネットでの購入が基本。
Apple iMac
いや、結局かい!というツッコミが入りそうですが、もうiMacで良いんじゃないでしょうか。少し高いのがネックですが、
これ買っときゃ間違いない
推奨スペックでオーダーメイド発注すれば、
ディスプレイよし・スペックよし・使い勝手よし
で敵なしです。
Windowsをお使いの方だと導入に不安があると思うので、そこは考慮の余地があります。ただ、わりとそこら辺は慣れです。
はじめてパソコン使うなら絶対Mac、というくらい、MacOSはWindowsに比べて色々分かりやすいのです。
Windowsのデスクトップに比べてメモリ増設が難しかったり、熱を持ちやすかったりですが、ハードウェア的な弱点はありますが、使い勝手がそれを十二分にカバーしています。
4.周辺機器
最後に周辺機器についてです。
仮にまんまと私の口車に乗せられてデスクトップを購入したとしましょう。するとまずディスプレイが必要になります。
(iMacならいらないけど)
ディスプレイではEIZOというメーカーの製品が絶対オススメです。
写真や動画編集のためのディスプレイみたいなのもあります。
普通のディスプレイと何が違うか、というともうざーーーーーーっくり言うと、
色の再現性
です。
私の職場のデスクはいっちょまえに3台ディスプレイ(みなボロい)並んでいるのですが、写真とかをディスプレイ間で移動させると、色味が全く別の物になっていきます。
これだけ実際に目で見た色味がディスプレイには反映されないわけです。
その点、EIZOのディスプレイは非常に優秀です。
解像度も重要ですが、色の再現性は写真編集にはより欠かせないのではないでしょう。
また、デスクトップと接続するケーブルですが一番いいのはDisplayportです。デジタル出力なのはHDMIと同じですが、Displayportの方がなんやらかんやらでいいとディスプレイメーカーの人に教わりました。
なんやらかんやらは重要じゃないのか、って言われそうですが覚えてません。ごめんなさい。とにかくDisplayportの方がやや良いらしい!!!
次に外付けのHDDです。
1.スペックについて でもお話したように写真の保存は大容量が必要になるので、パソコンに保存するよりも外付けのHDDに保存する方がオススメです。
その方がパソコンを買い替えた時にデータ移行の必要がないですし、何より、パソコンが急に壊れて写真データが全滅・・・なんて悲劇を防げます!!
ただのUSB接続のHDDでも良いのですが、できればRAID1(ミラーリング)が組まれているのがオススメです。
RAID1(ミラーリング)とはHDDを筐体に2個搭載し、ミラーリングの名の通り、一方に書き込まれた内容をそのまんま、もう一方のHDDにコピーする、という機能です。
つまり、バックアップを意識しないでも勝手にやってくれる、ということです。
RAIDには5だの6だのってあるんですが、パーソナルユーズではそこまで必要ないと思うので割愛します。
そんでオススメはWestern DigitalのMy Book Duoです。
RAID1に対応しており、容量は4TB〜20TB(!!)まで選択肢があります。でもRAID1を設定すると容量は半分になるから注意してください。
最初に導入するには使い方も簡単で、容量や価格帯も選択肢が多く、オススメ出来ます。
Macユーザーの方は再フォーマットって作業が必要ですが、そんな難しくありません。
以上となりますが、
参考になりましたでしょうか・・・?
総まとめだとこんな感じ
Windowsがいいって方
・なるべくデスクトップPCで推奨スペック
・EIZOのディスプレイ
・外付けHDD
・場合によってメモリ単体
で合計、20万〜30万くらい
Macがいいって方
・ノートならMacBook Pro、デスクトップならiMac
・ディスプレイは元から良し
・外付けHDDは再フォーマットは手間だけどMyBook Duoがオススメ
で合計やっぱり20万〜30万くらい
何の因果か、このページにたどり着いた、どこか遠いお空の下の写真撮影が趣味の方のお役に立てたら、とてもとても嬉しいです(`;ω;´)