彼岸は、春分と秋分の日を挟む前後3日間で計7日間。暦にも「彼岸入り」と記載があります。
昼と夜の時間が同じになる「春分・秋分」は多方面で「特別視」されています。この日に小さな善行を行うと大きな災難から身を守ることができるから、穏やかに彼岸(あの世)に至れるようにこの期間を利用すべきという理由で、お墓参りに推奨されたという説があります。
実際には祖霊供養を大切に考える日本の習慣から根付いたようですが、天寿を全うして彼岸に行けるようにお願いする重要な行事である「墓参り」。
翌年の春分・秋分の日は、官報で前年の2月1日に発表されるまで正式に決定しない特別な日です。祝日なのはもともと皇室の先祖を祭る日だったから。春と秋は五穀豊穣を祈る重要な季節ですし、気候も良いですね。
遠くてなかなか行けないよという人は、「想い」だけでも届けてみてはいかがでしょうか。