前回の続き
初めての木頭で、初めての蝉谷に行った中島さんを、蝉谷の長老に紹介しました。
「今回、インターネットで蛇石さんのお祭りを告知したのを見つけてくれて、賛同してくれた方なんです。」
「中島さんは、剣山の封印を解くために徳島県に移住したんですって。」
「蛇石さんを守るために生まれて来たと信じてるんです。」
「それで、木頭に来たんですけど、蝉谷がどんなところかも見てないのに、移住する事は出来ないので、今日は見に来たんです。」
「神奈川県から移住されたのですが、元を辿ると、宮城県の花巻市にご先祖さまが居たそうです。」
ここまでの大筋を正直にお伝えした時、
蝉谷の長老の口から、
長老「修験者しよったんと違うか?」
私「そうなんです!」
私「元はここの蛇石さんなんですよ!」
まさかの直球を信じてくれたのです。
流石、神の領域に住む方は分かるのですね。
中島「もしも、こちらに移住する事になったらよろしくお願いします。」
と挨拶をした中島さん。
これから、どうなるのでしょうか?
中島さん、車の運転が出来ないのです。
蝉谷は山上集落で、車でないと家まで行く交通手段がありません。
これまでの世界の常識を打ち破り、山の上に一人で引きこもって暮らす事が出来るのでしょうか?
果たして⁉️
四国の山岳修験道の道を辿る事が今回の聖地ツアーのテーマです。
山岳修験道の末裔が、元の蛇石さんの最後の灯火を守るために、木頭に移住したいと言うのです。
私も出来る限りのサポートをしたいと思います。
蛇石さんの灯火を守っておられる蝉谷の長老は90歳を過ぎています。
本当に最後の灯火です。
縄文のころからの命の繋いだ道を残すには、蝉谷に住む人が必要です。
どのように、蝉谷で暮らすのか?
どのように、蝉谷で生計を立てるのか?
どのように、蝉谷が存在していく道をつくるのか?
これは、愛のあふれる世界への転換のシナリオです。
これまでの世界の価値観ではどうしようもないところが、
新しい世界の価値観では、素晴らしい聖地だという方ことです。
この事に多くの人が気づく時、世界は愛のあふれる世界となります。