私とユリアは持ってきた材料をキッチンへ運ぶと、早速マフィンの生地を作り始めた。

 

外からは、ヒロシの声に混じって、子供達の嬉しそうな声が聞こえてきた。

 

その声を聞きながら、日本にいる天吾と人吾の事を思いだしていた。

 

今頃どうしているかな?

 

名古屋で新しいお友達できたかしら?

 

「ユメミ様?どうかされましたか?」

 

ああ。ごめんね。何となく日本にいる弟達のことを考えていたの。

 

「あの・・・。淋しくありませんか?」

 

そりゃあ淋しくないって言ったら嘘になるけど・・・。

 

大丈夫だよ。新しいママもいるし、人なつこい子達だから上手くやってると思うから。

 

さて、後はオーブンで焼くだけね。

 

私達はマフィンをオーブンへ入れて、洗い物をすませると、どうせドロドロになって戻ってくる子供達のことを考えて

 

シャワーと着替えの準備に取りかかった。

 

こういうのって何だか久しぶりだわ。

 

ユリアはこんな事までと恐縮していたけど、私はとても新鮮な気持ちで一杯だった。