こんにちは!
マダム公子です。




最近、心穏やかに仕事の合間に読書をしています。その中で、私が心に響いたストーリーをご紹介しますね。





強制収容所での生活を送った私たちには、忘れられない仲間がいる。


誰もが飢えと重労働に苦しむ中でみんなにやさしい言葉をかけて歩き、ただでさえ少ないパンのひと切れを身体の弱った仲間に分け与えていた人たちだ。



そうした人たちは、ほんの少数だったにせよ、人間として最後まで持ちうる自由が何であるかを、十分私たちに示してくれたのだ。



あらゆるものを奪われた人間に残されたたった一つのもの、それは与えられた運命に対して自分の態度を選ぶ自由、自分のあり方を決める自由である。




「夜と霧ードイツ強制収容所の体験記録ー」より