レンソイス(砂丘)へ | ブラジルって、どんな国? (カンピーナス滞在日記)

ブラジルって、どんな国? (カンピーナス滞在日記)

2012年12月23日
ブラジル・カンピーナスでの生活が始まりました。
8才の息子と4才の娘の4人家族全員が、
地球の裏側でも、楽しく3年間過ごすことが目標です。
赴任準備から現地での生活・カルチャーショックを
綴っていきたいと思います。
2015年9月末、本帰国。

ブラジルの北東部、マラニャン州に

レンソイス・マラニャンセス国立公園という

砂丘があります。



ブラジルに来るまで、ブラジルのガイドブックを見るまで、

ブラジルと言えば、リオのカーニバルに、サンバ?

くらいの知識しかなかった私・・・(いや、友達もそう言ってた。笑)



地球の歩き方で紹介されている、この砂丘の写真を見た時、

ブラジルにこんなところがあったんだ?!目絶対行きたい!アップ

と思いました。




レンソイス = ポル語で"シーツ"の意味。

真っ白なシーツのような砂丘が、どこまでも広がっていました。


真っ白な砂の正体は、クオーツ (水晶の成分、石英)。100%
白と青のコントラストに、溜め息が出ます。



地球の歩き方によると、砂丘の広さは

東京23区2個分が入っても余るほど

広大なんだそうです。



この時期にここを訪れたのには理由があります。

砂丘のあちこちに無数に見られるエメラルドグリーンの湖が、



雨季にしか見られないから。目



乾季には干上がってしまうというこの湖。

雨季になって、大量に雨が降って、

地下水が砂丘の窪みから湧き出すことで、湖が現れるんだそう。


よって、雨季(1月~6月)から乾季になる7月・8月辺りが

ベストシーズンと言われています。



この、期間限定で現れる湖で泳ぐこともできるので、

みんな水着を着てジープに乗り込み、砂丘に向かいます。

(大自然の中に更衣室はないからね・・・笑)


坂を駆け下りて、そのまま湖に飛び込むのも楽しかった!



そして何と、この湖には、が見られます目

乾季の間は、砂の中に自分で掘った穴でジーッと過ごし、

雨季になると生き返るとか?

詳しいことはまだ解明されていないようですが、何とも不思議な現象ですね。

このレンソイス砂丘、辺鄙な場所にあるので、

10年前までは、ほんの一握りの欧米人が訪れるだけで、

ブラジル人にもあまり知られていなかったんだそうです。

例えば、10年前の地球の歩き方にも載っていなかったんだとか。


数年前、ブラジルのTVで紹介されて以来、

一気に観光客が増え、未舗装だった道路は舗装され、

木や土で作ったような家や店は、レンガ造りに変わったんだそうです。



まず、サン・ルイスという町まで、飛行機で飛行機

サン・ルイスからは、車で3時間半~4時間走り車

拠点となる町、バヘリーニャスへ向かいます。


そこからは、


ジープ(通称:トヨタ。笑)で小一時間。




途中、ジープを降りて、プレギッサ川を渡し舟で渡ります。

連休なので、すごい人!



  プレギッザ=ポル語で"なまけもの"の意味。



昔は、この川縁に、なまけものがいっぱい見られたのが由来だそう。

最近、見られなくなったのは、観光客が増えすぎたから?




再びジープに乗って、オフロードを走ります。

上下左右にゆっさゆっさ揺れて、大人も子供も超楽しい!アップ

この小一時間の移動は、我が家の退屈星人も退屈しません(笑)アップ



途中、ところどころ、こんな感じで水が溜まっています。

ジープ座席の足元は、大人の腰高ほど。それでも

「足が濡れるかも~!」って思うくらいの深さがありますが

ジープでジャブジャブ行きます!アップ



小一時間走ると、砂丘が見えてきます!アップ




ここからは、裸足で行きます! アップ



見渡す限り、真っ白!

いつかサハラ砂漠にも行きたいな・・・



夕日が沈むのを見て、バヘリーニャスへ戻ります。



戻りの渡し舟は、か~な~り、待たされました。

なぜなら・・・?



渡し舟の乗り場で、住人がタビオカを売っていたのですが、

彼女達の旦那さん達が、渡し舟の仕事をしているから。



  「タピオカを沢山の観光客に買ってもらうために、

  夫たちはわざとゆっくり舟を動かすんだよ」



とガイドが言ってました。

ちょっと前まで、ここは本当に本当に貧しい町で、

土や木で作った掘っ立て小屋に住んでいたのに、

観光客が押し寄せるようになった今は、レンガ造りの家に住んで、

車にも乗っているんだとか。



ブラジルの秘境に広がる大自然。すごかった。


やっぱり大自然はいいね!



楽しい一日でした。

小レンソイスに続きます・・・