学校(Sant'Anna) 3日目 | ブラジルって、どんな国? (カンピーナス滞在日記)

ブラジルって、どんな国? (カンピーナス滞在日記)

2012年12月23日
ブラジル・カンピーナスでの生活が始まりました。
8才の息子と4才の娘の4人家族全員が、
地球の裏側でも、楽しく3年間過ごすことが目標です。
赴任準備から現地での生活・カルチャーショックを
綴っていきたいと思います。
2015年9月末、本帰国。

3日目、学校について行くかは、コハル次第で…

と思って、何となく私も準備。



やっぱり「お母さんも来てぇ~」と泣くので、一緒に車に乗ります。









学校の中にはいるけど、教室には行かない方がいいので、私の居場所は



図書館か、カフェテリア。図書館ではPCを借りれるけど、



日本語のインプットができないので、FBへもらった日本語コメントへの返信も



できてないのがいっぱいあるし、今日は、取り敢えずiPadを持って出かけました。









教室に着いて、朝から泣くことのなかったコハルが、今日は朝から泣く…



しばらく落ち着くまで一緒にいていいと先生が言ってくれたので、



隣に座って、オモチャ… えっ?









ぬいぐるみしかない…あせる









チーーーーーーーン (ー ー;)









…年少だよ?(笑)もうぬいぐるみで遊ばないでしょ(ー ー;)



日本の保育園の教室には、ままごとセットにキッチン、



お母さんゴッコができるように、赤ちゃん人形に、そのお着替えとか、



うわぁ…ラブラブ楽しそう!音譜って思うものがいーーーっぱいあったのに、



ぬいぐるみだけ?赤ちゃんクラスみたいだな。









暫くして、輪になってお遊戯が始まったので、



じゃあ私はそろそろ…と離れようとすると、コハ大泣き…あせる



私の顔を見て、悲しそうに泣くコハルの泣き顔が、頭から離れないしょぼん



子供は母の分身、子供の気持ちは母にはダイレクトに伝わってくるから、



悲しそうにオイオイ泣くコハルを見るのは辛~い…



辛すぎるーーーっ!









だって、日本の保育園では入園式しか泣かなかったコハルです。



先生に、









「コハルちゃんすごいしっかりしてます!」



「今日はxxxくんにパジャマのたたみ方教えてくれて、ちっちゃい先生みたいです!」









って言ってもらったり、



タオルかける場所間違えてる子に、優しく「ここだよ」って教えてあげたり、



外を元気に走り回って、毎日宝探ししてたコハルが…












「何言ってるのか全然わからない~しょぼん












って悲しそうにオイオイ泣く…こんなコハルは見たことない…















私:「分からなくていいんだよ!お母さんも修理のオジサンが言ってること



ぜ~んぜんわからないもん!



でもねー、お母さん全然気にしない!(➡ごめんね、オジサン!笑)」









コ: 「だってお母さんオジサンと喋ってるじゃん!」









私:「あ~…お母さんわかってないけど適当に返事してるだけ!(笑)」



 









なんて、励ましてはみたけど、そりゃ大変だよね…






日本語の幼稚園で泣くのとは訳が違う。






他の子達はポル語でサポートしてもらってるけど、



コハルはどっちも分からないもんね。









とはいえ、家に帰って、「オイトって何?」(ポル語の8)とか、



英語では10までしか数えられなかったのに、



「イレヴンって何?」とか、新しく単語を覚えてくるから、



半年後にはきっと大丈夫!と自分に言い聞かせています。















後ろ髪引かれながら、心を鬼にして教室を離れ、



気持ちを切り替えて、事務所に向かいます。



今日も英語を話す"すっとこどっこい"さんを捕まえて、("さん"つけても失礼だね…)















「今日も一日いるから、iPad持ってきたんだけど、



WiFiにアクセスできますか?」















一緒に担当部署に行ってもらいます。



彼は"すっとこどっこい"だけど、



すごく優しくていいヤツです(笑)



いいヤツなんだけど、"すっとこどっこい"なんだよなぁ。残念!(笑)









iPadの番号を登録してもらい、事務所に戻り、



コウちゃんの名前でIDを登録してもらい、パスワードをもらいます。



ここで私、ピンと来た!









私:「もしかして!このIDとパスワード、



カフェテリアのチャージの残金確認するのと同じ番号?」









す:「 Yes」









私:「じゃぁコハルの分も登録してくれる?」









す:「分かった」















コハルのIDとパスワードも無事ゲット!チョキ



はぁ~、もう一つ、片付いたよ…









こうやって、その場その場でやってもらわないと、



解決していかないんだよね…



「後でやっとく!」って言われる時とか、



まとめて色々頼んだ時は、だいたい、全部忘れられてしまうのよね。



特に男の人にその傾向あり。コケコッコーなんです









どうにもならない時は、wadaくんに頼んで、ガツンと一発(笑)



wadaくんは別格。本当に頼りになります。



ただ、まだサンパウロに住んでるので、電話で解決できない問題は困る訳で…



早く工場が建って、カンピ周辺に引越してきてくれればいいなと思っています。









WiFiが繋がる場所が、ゲート入った広場(=外)か、図書室と言われたので



図書室に行ったけど、繋がらなーい(笑)



受付で聞いても分からないようで、さっきの担当部署の人を呼んでくれました。



いろいろ試して、









「外のメンテナンスの関係で、繋がらなくなってる」









後付けの軒を指差しています。



ぶはっ!(笑)これつけたせい?



じゃ今後どうすんの?



図書室ではWiFi使えなくなったってこと?



もぉ~、笑える~!









どうしようもないので、じゃぁ外の広場に行くから大丈夫、と伝えると、



ちゃんと繋がるか確かめるから、と付き添ってくれます。親切です。



カフェテリアを通りかかった時に反応したので









私: 「あ!この辺、飛んでるかも!」









IDとパスワードを入れたら繋がったので、カフェテリアで過ごすことにしました。



よかったぁ。日焼けしなくて済んだ!(笑)









暫くしてブレイクタイムのブザーが鳴り、コウちゃんが入ってきました。



前日に、ここで一緒にコシーニャを買って、



試しにチャージした分から落としてもらったので、手順が分かりました。



「ウマ コシーニャ、ポルファヴォール」って注文して、「コンタ」って言って、



名前をタイプすると、名字も確認されて、紙をもらい、奥のカウンターで受け取ります。









コウちゃん、一人でできるかな…?遠くの席から見守ります。















おおっっ! ちゃんとコシーニャを受け取って



キラキラした顔でこっちに向かって来ます音譜



拍手拍手!!ちょっと、お母さんの方が興奮しちゃったよ!



よくできたねーーー!しかもポル語で!(笑)



ギューーーーーッ!!思いっきりハグ!



我が子ながら、逞しい!偉い!と感心しました。















さて、インターの責任者に、ランチの時だけコハルを助けにいく



という許可を得たので、向かいます。









あ~、コハルが泣いてる…すごい泣いてる…









幼稚園のご飯は拒否したようで、朝持たせたおにぎりを



先生が食べさせようとしていたところでした。















先:「全然食べないから、今この"寿司"をあげようと思ってたところ」



「これは寿司?」









私: 「あはっ(笑)似たようなもんかな(笑)」















先生と交代します。



そう言えば、初日にも「寿司を少し食べた」って言われたっけ。



こっちの"なんちゃって日本食屋さん"のバイキングには



必ず寿司や海苔巻きが置いてあるので、



園のランチで寿司が出たのか!?と思ってしまったのですが、



朝ごはんのおにぎりの残りを食べたってことだったようです(笑)









お母さんの隣がいい~、英語分からない~って、



オイオイ泣くコハルをギューーーーッとハグして



一緒に教室に戻ります。うわっ、ポル語が飛び交ってる…(笑)



「コハちゃんも半年後には、両方喋ってるかもね?」












図書室に戻ります。



コハルとコウちゃんの為に借りるに本を探します。



3冊づつ選んで、ポル語で"借りる"の単語を引いて、受付へGO!



何と!システムがダウンしていて今日は借りられないって(笑)



ワオ!(笑)






いやいや、驚かないよ。よくある、よくある。



だってここは、ブラジルですからーーーーっ!









「来週には大丈夫だからキープしといてあげる!」って言うけど、



来週はもう私は来ないのよね…



コウちゃんが自分で借りられるかと言えば、う~ん…だし(笑)















私: 「ワタシハ ライシュウ イエ ニ イル カラ…」









受: 「じゃぁ、その次の週でも、そのまた次の週でもいいよ」



(って、言ったと思う。すごいなぁ、私の"想像力"!あはっ!笑)









私: 「デモ、ズット ズット、イエ、イエ、イエ…」



(次も、その次も…のジェスチャーを交えて。笑)









受 : 「あら~、じゃぁこの本は戻しとくわね。ほんとにごめんね」









私: 「ゼンゼン ダイジョウブ! アリガトウ!」















お迎えの時間まで、ボーッと時間を潰します。



隣の部屋で、コウちゃんくらいの学年の子供達に



マチルダの読み聞かせをやっていて、



大学の時、英語の教材で使ってたから懐かしい!



って思いながら一緒に聞いていました。









後から知ったのですが、実はそこにコウちゃんもいたようで…















「何言ってるのかチンプンカンプンだった!(笑)」















そりゃそうだ!お母さん大学の授業で使ってたんだよ?すごいね!



読み終った後に、幾つか先生が質問をしてたので、国語みたいな感じかな?



コウちゃんも、あっという間にお母さん抜かしちゃうんだろうね!















コハルは今日は一日よく泣いたようで、



みんなが持ってくるコロコロのついたカバンや



揃わなかった文具を買うために、ドライバーさんに



ショッピングセンターで降ろしてもらいました。









自分で選んだコロコロバッグをさっそくコロコロ引いて…



我が子ながら、超可愛いんですけど!(笑)









「コハ可愛い~、めっちゃ可愛い~!」



「明日それで幼稚園行くのぉ?いいなぁ!」















コハル、ニコニコ。



明日はこれですこしでもテンション上げてくれるかな?