映画のタイトルが長くなったように感じるという記事を見つけた。確かに、タイトルに加え補足的なサブタイトルを入れている映画は多くなったように思われる。実際洋画、邦画ともに興行収入10億円以上の有名作品は30年以上前に比べて5文字程度増加しているらしい。
この原因としては主に以下の3点が挙げられる。
1.映画産業の初期の頃は単語レベルのシンプルなタイトルで良かったが、単語が使い尽くされると複数の単語の組み合わせになる。
2.近年の映画公開数が2012年は983本と膨大な規模になったため、数ある作品の中から選んでもらうために題名でわかりやすく伝えるという傾向がある。
3.言葉が増えることでインターネットで単語がヒットし易くなるといった利点があるそうだ。
1は自然な流れといえるが、2と3は近年の情報化社会を象徴する理由であることが窺える。
日本で見る洋画のタイトルは
「ファインディング・ニモ」
「モンスターズ・インク」
「トイ・ストーリー」
などのように英語をカタカナにしたものが多い。当然第二言語だからそうなるのかもしれません。
キーワードという観点でタイトルが創られるならば、
「ファインディング・ニモ ニモを探して」
「モンスターズ・インク 株式会社モンスター達」
「トイ・ストーリー おもちゃ物語」
などサブタイトルみたいに訳を載せるのが流行るかもしれない。
このようなタイトルでの説明は邦画が世界に渡った際にも通用すると思う。
邦画の英題だけのタイトルを見るともはや何の映画だか分らなくなることがある。
以下はその一例である。
「Whisper of the Heart」
「Spirited Away」
「Kiki's Delivery Service」
なんの映画だかお分かりいただけただろうか?
直訳すると次のようになる。
「Whisper of the Heart」 → 心の囁き
「Spirited Away」 → ひそかに連れ去られる
「Kiki's Delivery Service」 → キキの宅配サービス
全くもって意味不明である。
正解は、
「Whisper of the Heart」 → 耳をすませば
「Spirited Away」 → 千と千尋の神隠し
「Kiki's Delivery Service」 → 魔女の宅急便
である。
耳をすませば、心の囁きが聞こえる。 2部構成ですか?
「千と千尋」は英題のどこへ行った? まさに神隠し。
魔女が急いでいる感が全く無い。 一般的な人。
と、ツッコミたくなってしまうので、しっかりとタイトル内で違う映画だと誤解が招かないように説明を加えて欲しいものである。結果として将来はより一層タイトル文字数が冗長なまでに増加して行くのかもしれない。