『こぶくろ』と言うよりは、”ここにしか咲かない花”との出会いです。
去年の9月、父の危篤の報を受け取り、最終の飛行機に滑り込みシートに身を深く沈め目を閉じたとき、今まで感じた事の無かった不思議な自分でも理解できない、波のように押し寄せる虚無感を感じた。
その時その感情から逃げるように機内イヤホンを耳にした時、偶然に流れてきたのが”ここにしか咲かない花”だった。
その時は『こぶくろ』の名は聞いていても、知らないも同然だった。
この曲は私に父を思い出させてくれた。そしていかに私を大事に大切に育んでくれたかを感じさせてくれた。
そして次の朝、父は朝日に召されるように逝ってしまった。
それからです、何時も私の生活の中に『こぶくろ』の歌があります。