育児書通り、みんなのように、というマインドでは

とても育てるのが難しかった息子(現在中2)。

 

能力の凸凹があり、

とっても優れて天才か!爆  笑と驚く部分があるかと思うと、

何年遅れているんだろう、、、ガーンと思う部分もあり、
常に子育てに悩み、赤ちゃんの頃から試行錯誤の日々でした。

 

韓国は、過剰な早期教育が一般的で、それは過熱する一方。

個性を重視したり、ゆっくり待つ、

なんていう信念を持ち続けるのは

簡単な事ではありませんでした。

小学校の先生に呼び出されて、

育て方が間違ってるとお説教を受けた事もありました。

 

それでも韓国社会の風潮に流されず

この個性的な能力を持った息子を尊重して、

高い能力の部分は、自信になるように伸ばし、

遅れている部分は焦らず、ゆっくり成長を待ってあげる、

というスタンスで、接してきました。

 

友達や先生や社会が、それを評価してくれなくても

オンマ、アッパは、全部知って見てるよ、

あなたは素敵だよキラキラニコニコ

といった感じで見守ってきたように思います。

 

それが伝わっているのか、今の所、反抗期は無く穏やかです。

親子関係が悪化すると周りから聞いて、構えていたのですが、

中学生になっても、家族間の会話が本当に多い我が家です。

小学生までとは違って、漫画や音楽やゲームだけでなく

人生、勉強、世界、社会について語る事も多くなり、

話題が豊富になってきたのも成長を感じます。

 

中2になってからは、

ゲームもそろそろ卒業すると言って

自分からゲームをやめ、

(ゲーム上手で、小学生の時には

ゲームYoutubeチャネルも作ってた)

勉強机に向かって黙々と勉強を始めました。

自分の頭で考えて、前に向かって

自分の人生を歩き始めた息子を見ると

本当に頼もしく感じる今日この頃です。

 

最近、こんなことがありました。

 

ニコ「一緒に聞こう。

すごく共感するんだよね。」

 

 

ニコニコ「この歌のママ、めっちゃいい事言う

  素敵で立派なお母さんね~。

  共感するって事は、オンマがこんな立派(笑)?」

 

ニコ「うん。オンマ、よくやってるよ。(上から目線)」

 

大笑いしちゃいましたが、

中2の息子に、母親としてよくやってるよと褒められました。

 

「オンマが僕のメンターで、

それに支えられて高い目標に向かって頑張るよ」

って歌で伝えるなんて、本当に13年分の苦労が報われる瞬間でした。

その場では我慢しましたが、後で思い出し何度も泣きました笑い泣き

 

それにしても、私は45歳になってもまだ

親に直接感謝を伝えてない親不孝者なので、

13歳で気持ちを伝えてくる息子はすごいな~。

やっぱ、こういう所は韓国人らしいというのか。

普段から親にもサランヘヨ/愛してると表現する国ですから。

我が家は日本式で、Only日本語で過ごしているので

急にこんな韓国っぽい出来事が起きると、

慣れてない日本人のオンマは、異常に感動してしまいました。

 

子育てに悩み、試行錯誤してきた日々も

そろそろ終わりのようです。

よくここまで来たな~、我ながらよく頑張った。

これからは常に横にいるよ、と感じてもらえる関係で

口を出さずに見守るのが役目です。

 

失敗も挫折も大いにしてもらって、

苦労を乗り越える経験を積み重ねてほしいなクローバー