秋夕/チュソク は、ご先祖様の供養と共に、秋の収穫に感謝する日。
ご先祖様にお供えする食べ物は、家々ごとに少しずつ異なり、
この料理が必要だとかこの果物が必要だとか、
かなり厳しく、決まっているようです。
お供えする食べ物だけでなく、法事が終わった後、集まった一族で食べるので、
それはそれは、山のように料理を作らなくてはなりません。
旧家の本家では、100人以上集まるそうですが、
J家は分家なので、かなり規模は小さめ。
それでも、法事に集まる5家族分の料理と、
夜には嫁に行った娘家族がJ家に里帰りしてくるので、
その分の料理も作るんです。
結局、40人分くらいの食事ってことになりますかねぇ・・・
それでも、私は楽なほう。
Jオパの父、義理父は次男なので、そのお兄さんの家で法事は行われるんです。
私はお手伝い程度。その家の長男の嫁は、めちゃめちゃ大変です。
毎年毎年、10家族分の食事のお世話など、全てしないといけないんです
わぁー、絶対、私には務まらないわっ。
それで、今回は、初めてのお手伝いに行ったわけです。
料理を作るのは、義理父のお兄さんの嫁(クノモニm)、
その息子達の嫁2人(ヒョン二m)、
私の義理母(シオモニm)、そして私の計5人。
(しかし、実際はJオパもお手伝いしました。)
霊は、にんにく・唐辛子を嫌うそうで、韓国料理に必須のにんにくは
法事の料理に一切入れてはいけません。
塩、ゴマ、しょうゆの味付けがほとんどでした。
辛い物があまり食べれない私にはちょうど良かったんですが、
韓国人にとっては、味が落ちるから、法事料理は
あんまりおいしくないって、言ってました。
ナムル:ぜんまい、桔梗、もやし、ほうれん草
ジョン/チヂミ:レンコン、ホバック、椎茸、白菜、ねぎ、白身魚、
野菜串刺し(カニカマ、シメジ、ハム、ねぎ)
魚:乾燥させた魚の干物(何の魚か不明)
味付けした魚の干物 5匹
クルビって名前の魚の塩焼き 5匹
果物:ナシ、リンゴ、柿、栗、ナツメ
鳥:丸ごと一匹丸焼き
肉:しょうゆベースの味付けした、分厚い牛肉(ステーキって感じ)
ご飯:白ご飯
汁物:名前が分からないが、もやしと大根のスープ
ムクック(牛肉と大根のスープ)
松餅/ソンピョン:これが秋夕に必ず食べるものらしい。
もち粉をよーく練って、中にアンを入れたいところだが、J家は塩味。
塩味がほんのりする茹でた豆や、ごま塩を中に入れてまるめる。
松葉をたくさん敷いた上に並べて蒸して、出来上がり。
甘い物に目が無く、お団子大好きな私は、この塩味団子が
おいしいとは思えませんでした。
どちらかというと、マズイというか・・・
お米で作ったお菓子:ポンポン菓子?みたいなもの
豆腐の素焼き
んー。他にもあったかもしれないけど、多すぎて忘れちゃった。
お昼2時くらいから夜8時くらいまで働きました。
んー、一番年下なのに、何をしたらいいか分からないし、気を使うし、
次の日が当日だというのに、前日から、相当疲れました。
次回は秋夕当日の様子を更新します。
お楽しみに