福島からいらっしゃった子ども福島ネットワークの森園さんのお話です。
どうか、何かを感じとっていただけたらと思います。
~略~
今年の夏、福島県では、虫が殆んど見かけられなくなりました。
お米の収穫を迎える頃、毎年聞こえてくる雀除けの空砲の音を一度も聞きませんでした。
毎年、夏の終わりに群れる赤とんぼが今年は我が家の庭に一匹しか飛んで来ませんでした。
秋の虫たちも弱々しい鳴声です。
福島県の子供達は、この夏も虫に昆虫に触る事ができませんでした。
毎年たくさん出ているのに、昨年より今年は皆弱々しいです。
この先、昆虫達の姿を見る事ができるのでしょうか?
子供達に既に出ている健康被害、無色透明、無味無臭の放射性物質。
今日も容赦無く降り注ぐ放射線。
これはある小学校の線量です。
除染につぐ除染を重ねても、先日9月29日、線量を測って来ました。
5.736マイクロシーベルトパワーアワーです。
こんなホットスポットが、校舎の中にはまだまだ点在しています。
こういうホットスポットが、郡山市、福島市、福島県の中には、まだまだあります。
そんな中で、先日郡山市ではシティマラソンが開かれました。
昨年夏から、マラソン大会、駅伝大会、ビール祭り、ラーメン大会、屋台や出店…
そして先日、霧雨降る中で神輿を子供達がひいてました。
放射能の雨です。
その雨の中で、子供達が楽しそうに太鼓を叩きながら神輿をひいているのです。
誰がやらせているのでしょう?!
でも、本当に子供達は雨に濡れながらも楽しそうでした。
企業、商工会議所、教育会、医学会までもが、行政と結託して、昨年早々から安全安心キャンペーンを繰り広げてまいりました。
それを垂れ流し続けた読○、朝○…大手メディア。
原子力事業は、国策であると言い放ち、原子力村側の云うままに放送を続けたN○Kの大罪。
どう責任を取るのでしょう?
でも、私達大人の責任でもあります。
私の責任でもあります。
無知で無関心で、数十年生きて来ました。
もっともっと、どこまでもどこまでも、貪欲で強欲で…そんな人間達。
地球は、私達人間だけの物ではありません。
12月15日からIAEAが郡山市で会議を開くそうです。
原子力村が何をしに日本に来て興を構えるのか?
原子力産業を海外に輸出し続ける、○芝、○立、○菱の皆さん、皆さんにお聴きしたい。
私達の命と健康をどう考えているのか?
この時、この瞬間も、福一では原発事故の終息の作業を続けている約3000人の作業員がいらっしゃいます。
この夏は本当に茹だるような暑さで、ご無事でいるかと皆祈っていました。
6割が福島県民です。
被害者が加害者に雇われているのです…これが現実です。
皆、家族を守る為、命を守る為、生活を続ける為、日本を守る為…高線量の中で命がけの作業です。
いつまた地震が来るかも分からない。
私はこうして東京に出てくるたび、連れ合いにメールをします。
「大丈夫ですか?地震は無いか?」
必ず確認をとります。
何も無かったように生活している福島県民も、地震や余震があると福一は大丈夫か?と連絡をとりあいます。
どんなに安全安心キャンペーンを放たれても、地震があると、3.11に戻ります。
原発事故後、窓という窓を締め切り目張りをして揺れるカーテンを見て過ごした恐怖がよみがえります。
今度こそ風向きを確認して逃げようと…。
もう二度と再び地震は起きませんか?
誰が断言できますか?
福一は終息していません

ここ東京が、何も変わらず安全に生活できているのは、福一で終息作業をしてくれている被曝労働作業員の方々がいるからです

その事を絶対に忘れないでいただきたいと思います

人間の手に負えない原発はもう、造っても再稼働してもいけないのです

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