今回の朝ドラは見応えがありました。
ロスなんて言葉を良く聞くけど、映画を見終わった後のような、爽快な気分というか、どちらかというともうお腹いっぱいな感じ。

もともとカムカムは主人公が3人いて、総集編みたいな朝ドラだったから、ボリューム満点で途中離脱しそうになりながら完走しました。

私の場合、つかみは稔さんでした。
さわやかな見た目と、絵に描いたような好青年。
松村くんも失礼ながらあまり認識がなかったので、先入観なく見れて。
安子ちゃんとの恋にドキドキしながら見ていました。

そして、そのまま終わるわけはなく、まだまだ見ていたいと思う2人の幸せな生活を早すぎるほどに切り上げ、その後の怒涛の展開。

一般の人にもそれぞれにドラマがあって、様々に結びついて今があるんだっていうことを考えさせられるドラマでした。

それにしても、半年間とは思えないほどに内容がたくさんあって、一年ぐらい経っているような感覚。

たくさんの伏線を見事回収して、今後も物語がつづいていくような最後もよかった。

特にひなた編は、主人公の物語もそうですが、どちらかというと安子、るいの人生が濃すぎて、ひなた目線のふせん回収みたいな、視聴者目線みたいになってましたね。
何か大きなことを成し遂げるとか、どんな仕事をしてきたとかそういうことは二の次で、どんな人にも生きているだけで物語があって、それだけでおもしろくて。いろんな人生がつながったり、重なりあったりして今がある。

そんなことを思ったドラマでした。