今日は仕事のお話。介護とお金の話をします。今日はお金がなくて切ないと感じた話。

 

たまに、年金が全くない高齢者がいます。

 

子どもが小さいころに離婚し、パートを掛け持ちしてなんとか子どもを育てましたが、年金に加入する条件(当時の社会制度)もお金の余裕もなくて。。。

現在高齢ですが、無年金。

公営住宅で子どもと二人暮らし。

 

健康なうちはなんとかなっていたと思われますが、入院→要介護状態になり、子どもは介護の為に仕事を一旦やめました。

子どもは失業保険を受け、それでもなんとか生活していました。

(私はその頃に出会いました)

 

年金がない親は、お金の心配から介護サービスを拒否。

認知症(まだら)もあるので自分の置かれた状況を完全に理解してはいません。自分は人の手を借りる必要はないと思っています。

トイレに行かれなくなっても、その事実をすぐに忘れて、自分のことはできると思っています。


子どもは介護をせねばならず、元の職場で正社員にという話もありましたが、短時間のパート勤務しかできません。時にはダブルワークしてみたり。生活はギリギリ。


私としても、提案しても本人に全て拒否されるので正直手詰まり。

 

子どもは働ける状態なので・・・行政に相談したのですが、生活保護は受けられませんでした。

 

親が単独で暮らしていれば、無年金で貯蓄もないので生活保護を受けられますが、そのためには世帯を分けなければならない。公営住宅の居住する権利は親が持っています。親は一人では生活が成り立たない。世帯を分けるためには、子は自分で部屋を借りなくてはなりません。近所の家賃相場は高い。そしてその初期費用はない。

そして親は介護サービスを拒否している。(それを受ける位なら⚫︎にたいなどと)


献身的に介護している。本当に親孝行。

 

泣く泣く自分の子ども(高齢者からみたら孫)にも援助も頼み。

兄弟姉妹に頼んだら拒否され。


病院連れて行きたいが、介護タクシー頼むお金すら(普通のタクシーより遥かに高い)給料日前だから悩む。


なんかね。

生活保護の方も担当していますが。。。


多分それ以下の生活を送っている方々。

いるのです。


真面目にコツコツ生きているのに。切ない。

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生活保護の方を非難している訳ではないです。

そこは分かって欲しい。

保護の方も制度の中で認定された結果です。

社会の制度からこぼれ落ちてしまっている人もいるってことを、知って欲しかった。

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なんかね。この数年で世の中の空気が変わったなと感じます。他人に厳しくなった。

ソーシャルディスタンス取っているうちに、心も距離ができた。

もう少しだけ。想像力を働かせて欲しいと願います。自分自身もまだまだと反省中。