利用者様。94歳。


毎月会うのが楽しみです。

認知症で一回の訪問で同じ話を何度も繰り返す。

そしてもう何年も同じ様な話の繰り返しですが、毎回癒される。


何でだろう?

全然違う人生。

私に文才があれば小説にしたい位、若かりし頃から結婚後の生活は波瀾万丈。


何か、私の琴線に触れることをいう。

そして優しく明るい。


今日の話題は。

8人兄弟の2番目だった私(利用者様)が子供の頃、母は厳しくて。

「勉強はあなたがやりたくてやるんだから、やりたいことをやる前に、やるべき事をきちんとやりなさい」そう言ってね。

寒い日も(北海道より寒い地)雑巾がけしてからでないと、学校にいかせて貰えなかった。今の子どもはいいね。勉強すると言えば、優先させてもらえて。行きたいと泣いて泣いてやっと女学校に行かせてもらったの。


はっ電球


勉強、したいなら頑張るのは当たり前。

それは自分のため。


今まで、勉強忙しいと言われれば、ハイハイと当たり前に色々な事を私が全部請け負ってきたなと。何なら先回りして準備して差し出す。


私にもしものことがあったら、日常生活すぐに困るだろう。小さい事ではゴミ出し、掃除、洗濯、トイレットペーパーなどのストックや電気ガス水道の支払い。

照明が壊れたら、いつの間にか母がなんとかしているのは当たり前。


一人暮らしを経験すれば少しずつ分かるだろうが、家にいるので、学ばないまま。やらせないまま。


子ども達に生活するための色々を、少しずつ教えて分担していこう。(勉強で教えられることはひとつもないが。)

親と子ではありますが、大人3人の暮らしだからね。