201410 読書記録 | 日々是好日 *3歳娘と過ごす日々*

日々是好日 *3歳娘と過ごす日々*

30代前半、現在専業主婦。2012年結婚、2014年秋不妊治療開始。二年間の治療と流産を経て、体外受精で女の子のママになりました。
様々なことに丁寧に向き合い、記録していきたいです。

冊数は14冊でいつものペース。10月は本好き仲間さんと古本市に行ったり、読書イベントに参加したり、読書関係が充実していました☆
読んだ中で良かったのは、『女子の古本屋』と『この年齢だった!』女性の人生っていろいろだなぁ…と思わせられる作品でした。

11月は旅行に帰省に友達の結婚式にと慌ただしいですが、時間をうまく使って読書ペース落とさないようにしたいな。

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3864ページ
ナイス数:914ナイス

この年齢だった!この年齢だった!感想
キュリー夫人から安室奈美恵まで、女性たちの生涯を転機の年齢を軸に紹介しています。全部読んで感じたのは、いいことばかりの人生なんてない。苦難のときこそどうするかが、その後の生き方の鍵となる。そしてどんな選択をしたとしても、軸がぶれない女性はかっこいい。『今の人が考えることをは、たいてい昔の人も考えている』という一文がしっくりきました。ここではダイジェストの感想しか書けないけど、特に気になる女性については、もう少し追いかけてみたいな。人生の先輩たちが残したものは、きっと今後の人生の糧になるはず。
読了日:10月30日 著者:酒井順子
佳代のキッチン (祥伝社文庫)佳代のキッチン (祥伝社文庫)感想
失踪した両親を探すため、移動キッチンを営みながらワゴン車で旅をする佳代。各地で出会うお客さんとのエピソードがどれも素晴らしく、楽しめました。出てくる料理もおいしそう!賄いカレーと寿司天を食べてみたい。両親を恨んでいた佳代ですが、彼らの足跡を辿るうちに、だんだんその生き方を受け入れられるようになっていきます。…ここまでがすごくいいだけに、ラストが残念。事前情報で最後まで両親には出会えないと知っていましたが、それでも拍子抜けしてしまいました。余韻は残るんだけど…やっぱり再会して欲しかったなぁ。
読了日:10月26日 著者:原宏一
続・森崎書店の日々 (小学館文庫)続・森崎書店の日々 (小学館文庫)感想
前作に比べ、貴子が圧倒的に安定している!安心して読めました。自分の居場所を見つけて自信を持つ感じ、わかるなー。職場との距離の取り方もすごくよくわかる。和田2号さんの鬱陶しさにはイライラしましたが、軽く流す桃子さんが素敵。私も彼の物語には興味なしです(笑)そんな桃子さんがいなくなってしまう後半…。読むのがとても辛かったです。自分の最期のときは、あんな風に強く、周りを思いやっていられるかな。遺された手紙にもじーんときました。神保町に、古書店に行きたくなります。森崎書店がいつまでも愛される書店でありますように。
読了日:10月25日 著者:八木沢里志
おいしいコーヒーのいれ方 (6) 遠い背中 (集英社文庫)おいしいコーヒーのいれ方 (6) 遠い背中 (集英社文庫)感想
なんだか面白さが盛り返してきた気がする!花村夫妻の帰国をきっかけに、一人暮らしを始める決意をした勝利。なるべくアルバイトでお金を稼ぎ、親には余計な出費をさせないという心がけがすごい。まだ大学生なのに、すごく大人に感じる。かれんのためにも自立したいと願う、勝利の心境が丁寧に綴られていました。サイドストーリーもとても良かった。思えばマスターは苦労人…。それでも自分は幸せだと言い切る。『自分の手の中にある幸福に気づかない限り、人はいつまでたっても不幸なままだ。』かっこいい。
読了日:10月25日 著者:村山由佳
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)感想
和食器とコーヒー豆のお店『小蔵屋』を舞台にした、日常ミステリー。よくあるお店謎解きものですが、他の作品と違うのは、主人公の草さんが数えで76歳であるということ。草さんは離婚や息子さんの死を経験しているし、親友由紀乃さんは体が不自由だし…登場人物が抱えている問題は結構重い。結末は切ないものもありますが、静かで優しいお話です。読みにくい部分もあるけど、この作品好き。シリーズになっているみたいなので、早速続きを読みたいです。草さんの由紀乃さんの関係がいい。おばあちゃんになっても仲良くできる友達、素敵です。
読了日:10月21日 著者:吉永南央
魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)感想
読書イベント用に再読。ジブリ映画も大好きだけど、原作も負けずに面白い!テンポのいい話の展開と、キキとジジの可愛らしさで、すっかり引き込まれました。この本に目をつけた宮崎駿さんはすごい…!続編は読んだことがないので、読んでみたいです。ミミの詩を再現するシーンには笑いました(笑)
読了日:10月19日 著者:角野栄子
僕は、そして僕たちはどう生きるか僕は、そして僕たちはどう生きるか感想
ほのぼのした話に見せかけて、すごく深い。そして重い。登校拒否、戦争の話、生き物を食べるということ…。テーマが多すぎて少し散漫になった感はあるけど、胸にずしんと響きました。ユージンが学校に行かなくなったきっかけは、ただただ悲しい…。きっと読むたびに違う感想を持つと思う。感受性豊かな中高生に読んで欲しいです。染色の話や野草を調理など、大好きな『からくりからくさ』と通ずるものがあって嬉しくなりました。梨木さんが好きなのかな。『君たちはどう生きるか』は学生時代に読んで感動した記憶が。これを機に再読したいです。
読了日:10月18日 著者:梨木香歩
背が低めの人のファッションルール背が低めの人のファッションルール感想
身長が150cmあるかないかなので、ファッションにはいろいろ悩みが…。小柄な人向けのアドバイスがわかりやすくまとめられていて、読みやすかったです。コーディネートもイラストも可愛い♡あまり意識していなかったけど、意外に実践しているテクが多くてびっくりです。シャツはアウトよりインとか、ウエストマークとか、花柄は小花がマストとか。きっと経験則から、無意識に自分の体型に似合う服を選んでいるんでしょうね。図書館本だけど、これは買うと思います。今後の買い物の参考になりそう!
読了日:10月18日 著者:ファッションテク研
しあわせ冬時間の過ごし方しあわせ冬時間の過ごし方感想
新しい情報はあまりないけど、とにかく絵がとっても可愛い!もうそれだけで許せます(笑)途中で出てくるお部屋や雑貨も可愛い。昔は冬が嫌いだったけど、今はどの季節も好きです。季節の移り変わりを味わいながら生活していきたい。
読了日:10月13日 著者:岩上喜実
試着室で思い出したら、本気の恋だと思う試着室で思い出したら、本気の恋だと思う感想
ルミネの広告コピーから生まれた5つの短編集。作者の方の本業がコピーライターだなんて忘れてしまうほど、素敵なお話ばかりでした。どれも少し切なくて、でも読み終えると元気が出る、等身大の大人の恋。恋っていいなぁとしみじみ思いました。年下男子に片思いするチヒロの話が一番好き。彼の見てもらいたくて新しい服を買い、どんどんきれいになっていく。たとえその恋が実らなくても、そこから生まれるものがあるはず。最後に差し込まれたエピローグも良かったです。Closetが実在すればいいのにと心から思いました。
読了日:10月13日 著者:尾形真理子
マスカレード・ホテルマスカレード・ホテル感想
久しぶりの東野圭吾さん。やっぱり東野さんは天才だと思う…。面白くて、ページをめくる手が止まりませんでした。一つ一つの小さな出来事が伏線となり、大きな事件へ。ラストは意外な方向で、そうきたか、と。フィクションとはいえ、ホテルってほんとに様々なお客さんが来るのね…。山岸さんのプロ意識がかっこいい。王道だけど、初めは反発しあっていた二人がだんだん互いを認め合って…っていう流れが良かったです。新田さんと山岸さん、ナイスコンビネーションでした!
読了日:10月11日 著者:東野圭吾
緑の模様画 (福音館創作童話シリーズ)緑の模様画 (福音館創作童話シリーズ)感想
読書会で紹介いただき、気になった一冊。小6の終わりから中1の始めにかけて、少し不思議な話を絡めながら3人の女の子たちの友情が描かれています。この3人がいい子たちで、すごく可愛らしい!読んでいて微笑ましくなりました。脇役の大人も素敵な人ばかり。ミズネヅも森さんもまゆこのお母さんも好きです。話の端々に小公女のストーリーが出てきて、気になりました。まだ読んだことがないので、これを機会に手に取ってみたい。
読了日:10月8日 著者:高楼方子
このまま30歳になってもイイですか? (Sanctuary books)このまま30歳になってもイイですか? (Sanctuary books)感想
30歳まで残り一年強。まさにタイトル通りの心境なので、手に取ってみました。お金•ファッション•マナー•健康などをテーマに、様々なトピックスが取り上げられています。漫画中心なのでさくっと読めました。ただ内容はすでに知っていることばかりで、目新しさは特になし。お金のところは少し参考になりました。ちなみに一番響いた言葉は、『そのスカートが似合わなくなったのは、膝の上に肉がついたから!』…ファッションや美容に関することは気をつけていかなくては…(*_*)
読了日:10月7日 著者:鳥居志帆
女子の古本屋 (ちくま文庫)女子の古本屋 (ちくま文庫)感想
古本市の予習用。ちくま文庫で一見硬そうですが、面白くてどんどん読めました。男社会のイメージが強い古本屋。その中で女性の店主にスポットライトを当て、丁寧に取材した内容が詰まっています。女性たちが古本屋開業までに辿ってきた道が、本当に多岐に渡っていて面白い。一人一本ドラマにできそう(笑)一つの選択がその後どこにつながるかなんて、誰にもわからない。文中にある『選んだ道をどう歩いたかで、ひとの人生はまったく違った様相を見せる』という言葉が心にしみました。行ってみたいお店が増えたので、少しずつ巡ってみたいです。
読了日:10月4日 著者:岡崎武志

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