「青のナースシューズ」藤岡陽子 2026年

あらすじ
事故で夫を亡くしたシングルマザーの母。
同じ事故で車椅子生活となった
弟の面倒を見てきた岡崎成道は
看護師を目指して大学に進学する。
看護業界は女性中心で
講義も実習もトラブル続き…
自分は必要とされていないのではないか…

ヤングケアラーとしての葛藤も抱えながら
成長していく。


成道が優しくて優しすぎて泣けた…
1人家を守らなければならない母の気持ちも
痛いほどわかる。
が、成道の気持ちを置き去りにして
弟の世話を押し付けていた。

厳しい看護の世界に足を踏み入れ
苦しみ、悩み、行き詰まって、泣いて…
それでも諦めずに
患者さんから教わり成長していく成道。

ある看護師の言葉が胸に響く
「自分は人の役に立っている、
そう思える時間があるだけで
生きることが少し軽やかになるよ。」

成道
「実習先で出会った患者たちの
献身に報いるためにも
自分たちは努力し続けなくてはいけない。
学ばなくてはいけない。」
(一部抜粋)


「青のナースシューズ」のエピソードには
涙が出た。
人の思いを受け、与える。
心のキャッチボールが胸に沁みて沁みて…


初心を忘れない!
目の前の人たちに真摯に向き合う!
心を込めて思いやりを忘れない!
次々心に突き刺さってきた。

現役看護師の藤岡さんだからこそ書けた
熱いメッセージがこもった小説だったと思う。
読後感のなんともいえない幸福感。
こちらもぜひ続編期待したい!