「答えは市役所3階に」辻堂ゆめ 2023年
2020心の相談室

あらすじ
市役所に開設された「2020心の相談室」
持ち込まれたのは、切実な悩みと
誰かに気づいてもらいたい想い、
そして、誰にも知られたくない秘密。
2人のカウンセラーが推理します。

コロナ禍真っ只中
ストレスフルな様々な悩みを抱えた人たちが
訪れた相談室。
連作短編集。



コロナ禍…
あれはなんだったんだろう。
一時期はほんとに生きるだけで精一杯で
マスク、消毒、アクリルボード越しの会話
どこもかしこもソーシャルディスタンス!
毎日のように抗原検査。
コロナにかかってはいけない!
移されてもいけない!
ストレスMAXだった日々…


自分の力じゃどうにもならない現実に
不満や嘆くだけじゃなく
視点を変えること、傾聴してくれたり
寄り添ってくれることで
自分の考えを整理出来たり
自分だけじゃない、
1人じゃないと心強く思えたり…
解決だけが正解じゃなく。

「何も言葉を発さないのに
その共感性にあふれた表情だけで
心に溜まった澱(おり)を
徹底的に吸い出そうとしてくれているのがわかる
吸水性抜群のスポンジのようだった。」
(一部抜粋)


人は人に支えられて
前を…上を向ける。

あの当時
誰かに心の内を吐き出せていたら
もっと楽に過ごせたかも。
こんな相談室あったらよかったなあ~