「同志少女よ敵を撃て」逢坂冬馬 2021年

あらすじ
第二次世界大戦時、独ソ戦(ドイツ、ソ連)の
ソ連で実在した女性だけの狙撃部隊があった。
女性狙撃手セラフィマは
母や村人を殺され
生きるため、復讐するため
最前線で戦いながらも
戦争の理不尽さ、喪失感、
絶望に襲われながらも戦う。
壮絶な物語だった!
苦しかった!
戦争の描写があまりにもリアルで
恐怖と悲惨すぎて
目を背けたくなる場面も多かった。
戦争が何もかも奪い人生を狂わす。
家族を殺され
「生」か「死」か選べ!
と、攻められ脅迫され
どちらを選んだとしても地獄。
生き抜くために生きる地獄を選び
仲間を守り敵を撃つ。
何度も戦闘の真っ只中で
これでいいのか、この先どうなるのか、
この先の人生に何があるのか…
それでも戦うしかなかったセラフィマの
苦悩する姿に、
ただ敵を撃つだけではない
複雑な思いに
やるせなさと苦しさでいっぱいになった!
今も地球のどこかで
誰も幸せになれない「戦争」が行われているのが
とてもとても悲しくて胸が痛む。
著者の逢坂さんの熱いメッセージの籠った
衝撃的な小説でした!