「夜明けのはざま」2023年 町田そのこ

あらすじ
地方都市の寂れた町にある葬儀社
「芥子実庵(けしみあん)」を舞台に、
親友の死、元恋人の葬儀、元夫の恋人の葬儀…

「自分の情けなさに

歯噛みしたことのない人間なんていない。」

せめて自分自身には嘘をつかずに生きていたい。


それぞれの立場で「死」に直面した人々の葛藤や決意が、自分らしく生きることへの強い意志となって描かれている。

連作短編集。



「四十を半分も過ぎたひとが
やっと知ることだってある。
五十を超して
やっと踏ん切りをつけられる過去がある。
ひとはいつ、大事なことに気付くかわからない。
気付けるその日まで
自分なりにもがくしかない。」

「大事なのは「持ってること」ではなく
「持ってるもの」「持っていたもの」でもない。
そこから得た喜び、
得られなかった哀しみ
葛藤やもがきこそが大切なのだ」

(本文一部抜粋)


年を重ねる毎に
生きるって思った以上に難しくて大変で。。。
辛かったり悲しかったり苦しんだり…
嬉しかったり楽しかったり喜んだり…

平々凡々にはいかなくて
山あり 谷あり谷底もあった。
でも…でも…
だから、人生は楽しいのかもって
やっと思えるようになってきた。

まだまだ葛藤ももがきもしながら
生きていくんだろうけど、
それでいいんだ。

死ぬ間際には笑って
「いろいろあったけどいい人生だったな~~」
と思えればそれでよし照れ