『この世にたやすい仕事はない』
津村記久子

あらすじ
「コラーゲンの抽出を
見守るような仕事はありますか?」
燃え尽き症候群のようになって
前職を辞めた30代半ばの女性が
職業安定所でそんなふざけた条件を
相談員に出すと"ある"という。
そして、どんな仕事にも外からは計り知れない
ちょっと不思議な未知の世界があって-
1年で5つの異なる仕事を
まるで惑星を旅するように巡っていく
連作小説。
怪しいブツがあるかもしれない小説家の見張り。
おかきの袋の裏の話題を考える仕事。
循環バスのアナウンスを考える仕事。
などなど。
「あなたにぴったりな仕事があります
やりがいのある、好きな仕事に裏切られたから、
やりたい仕事より、出来る仕事からやってみる。
いつか、
自分にふさわしい仕事を見つけるために。」
主人公の堅物の真面目さがシュールで
不思議な仕事内容と相まって面白かった
初めは淡々と仕事をこなしていくのだが
次第にのめり込み
その仕事の面白さに気づいて
気づくとどんなトラブルにも順応していけるほどに成長していた。
実際にはもっと知られていないけど
重要な仕事が世の中にはあるんだろうな~
そして、そのどれもがたやすい仕事ではない。
どんな仕事でもやってみないとわからない。
全力を尽くしてみる…ことかな~~