『その扉をたたく音』瀬尾まいこ


あらすじ
ミュージシャンの夢を捨てきれないまま
怠惰な日々を送っていた宮路。
ある日、演奏に訪れた老人ホームで
神がかったサックスの音を耳にする。
吹いていたのは、ホームの介護士渡部。
「神様」に出会った興奮に
突き動かされた宮路はホームに通い始め
やがて入居者とも親しくなっていく。
人生の行き止まりで立ちすくむ青年と
人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが
奏でる物語。



一緒に音楽をやりたいと願う宮路に対して
淡々と対応する渡部。
このコントラストが面白く描かれていた爆笑

ホームの高齢者の人々の面白おかしく
そして、認知機能の衰えの
せつなさともどかしさや苦しさ、葛藤…ショボーン
リアルに描かれていた。
介護施設に勤務しているので
これは痛いほどよくわかる!

中でもよく買い物を頼む1人のおばあちゃん。
宮路を「ぼんくら」と呼び、口が悪い。
でも、心の温かい肝っ玉おばあちゃん✨
このおばあちゃんがいい!凄くいい!
泣かされちゃいましたえーん

音楽を通して、楽器を通して
人と人とを繋ぐ。
それは温かくて深い照れ


「いた、天才が。
どうしてこれほどの能力のあるやつが
こんなところにいるのだろう。
真の神は思いもかけない場所にこそ
現れるものだろうか。

俺の心を揺さぶる音。
それは、いたる場所で奏でられている」
(抜粋)


幼い頃からのコンプレックスを抱えていた宮路が
人との交流を通じて心を開き
突き動かされていく姿にホロリ😢