たぁ坊が重度の知的障がいと判定されてから、色んな福祉サービスを申請した中の一つに、
『駐車禁止除外指定車標章』
というものがあります
これは、簡単に言うと、路駐しても駐禁が切られません、というもの。
最寄りの警察署にて申請、即日交付されます
我が家の住んでいる県では療育手帳と言う呼び名で、これが最重度、重度判定の人が対象のようです。
(↑これも、判定基準だけで一概に決めて欲しくないとも思うんですけどね。。
中度、軽度の子でも車道を歩いたりすることに恐怖心があって苦労しているママも実際にいるので。診断書とかで必要性があれば許可してくれる、という風になればいいのにな
)
勿論、細かい条件はあります
そもそも、駐停車禁止場所ではこの標章があっても当然停められないし、交差点内、消火栓近く等では停車出来ない、停めるにしても車の左側75センチを空けて等、細かい規定はありますが、それらを守れば、基本的には駐禁切符は切られません、というもの
でかでかと『歩行困難者』と書かれているので、身体的に?物理的に?歩けるたぁ坊に使うのはちょっとどうなんだろう、、と、申請したにも関わらず、実は使うことにためらいを感じていました
それともう一つ。買ってはいたものの、躊躇ってまだ使っていなかったもの。
それは、車に貼る障がい者マークのステッカーです。
母ちゃんとたぁ坊は日頃の移動は車がほとんどですが、今まで何となく使わずにいました。
と言うのも、あの車椅子♿のマークが、、勝手なイメージですが、、知的障がい者のたぁ坊に使っていいものやら、と思っていたんですよね。
たぁ坊は身体的には健康だしな、、って思っちゃって
なので、ステッカーを貼っていなかったので勿論、駐車場での優先スペースにも駐車したことがありませんでした。
でも最近、必要性を感じる時が出てきて、、
ステッカーを貼り、ダッシュボードに標章を置いて使用することにしました。
必要性を感じる時は主に買い物時が多いです
極力、園に行っている間に済ませるようにはしていますが、それでも週末に買い物に出なければいけないことも。
このブログでも何回か書いていますが、外では本当に歩きたがらないたぁ坊。
スーパーや日用品を買いに行くのも一苦労です。
身体的には歩くことは出来るのに、何故歩かないのか。
やはり周りの景色、人、BGMなど、全てが刺激となって不安に繋がるのでしょうか
耳を塞いだり、手を引いて歩かせようとすると、座り込んでそこから動かなくなってしまったり。しまいには、そこから泣いて寝そべって、床(アスファルト)に後頭部を擦り付けたりします
自傷行為のピークは過ぎましたが、外出先ではこうした時にまた少し自傷の行動が出てしまいます
こうなると、母ちゃん一人の時では本当に大変で
寝そべったたぁ坊を抱き抱えることが今、本当に大変なんです
4歳男児の全力拒否は凄まじいパワーがあります。
たぁ坊と買い物袋は同時には担げないので、とりあえずたぁ坊を車に乗せに行く間に、精算済みの買い物袋を駐車場ベンチに置いたままにしたこともあります。持っていかれちゃうんじゃないかと、すっごいハラハラした~
(←結果、大丈夫でした。日本はまだ安全だ笑。)
なので、こうした時に、出入り口から近い場所に停められれば助かるな、と強く思うようになりました。
最近は園から帰る際、駐車場へ向かう時も同じようにのけ反って歩かない&抱っこも拒否状態なので、(もっと園で遊んでいたいのかな?と思うほど
)、母ちゃんが大変そうだと感じると、園の先生がたぁ坊を抱っこして車まで一緒に来てくれます。
まさに、移動支援。
こうしたこともあって、たぁ坊を連れての移動時になるべく距離が短いところへ停められたらとっても助かる
いや、むしろ停めなければ支障をきたす
と感じる時には使うようにしました
(←つい最近の先週から。もっと早くに使えば良かった。)
障がいがあるから、どんなサービスも受けれて当前~、という感覚の親にはなりたくないのですが。
でも、実際にこうした子を育てている親はそんな事を言っている余裕もないくらい、その場面、その時々で大変な事が多く、本当にそのサービスを必要としている親御さんが殆どだと思います
私も自力で頑張れるところは頑張るし、でもこうしたサービスやサポートが必要だな、と感じる場面では、ありがたく利用させてもらおうと思うようになりました
親も人間。我が子の子育てと言えども、大変な時には周りの力を借りて、へたばらないようにしなくちゃね
なんせ、これから先の道のりはまだまだ、うんと長いんだから
