(今日はいつも以上に長い記事なので、時間がある時に読むことをオススメいたします
)
たぁ坊は、有りがたいことに体は丈夫な方で、今まであまり高熱を出したことがありません。
2日連続で発熱とかって、、思えば今まで無かったような
突発もやらず、現在に至ります。
それが。先月はなんと初めて救急車のお世話になってしまいました
風邪での高熱が珍しく4日も続いて、解熱剤のお陰でようやく平熱に落ち着いてきたな~。と思っていたら、、。
夜中2時過ぎに、明らかに呼吸音がおかしい
気道が塞がれて、まるで全く酸素が吸えていないような感じ
ヒィ~!!ヒィ~!!と初めて聞く呼吸の仕方で、母ちゃんは怖くなり、たまらず叩き起こしました

でも本人は苦しいながらもまだ眠いし寝ぼけていて
無理矢理起こされたから泣いて余計に呼吸が苦しくなるという状況
痰とか鼻水が詰まっている感じではなく、とにかく気道が塞がっている感じなんです
このままだと、たぁ坊が死んじゃうー

と自分もパニックになりながら、とりあえず救急車を呼ぶべきかの判断を聞くため、#8000に電話しました

(こんな日に限って、父ちゃんは仕事で不在の夜
)
でもね。この#8000がほっっっんとに
本当に使えない
私が電話を掛けた夜がたまたま混み合っていただけかもしれませんが。
3回掛けたけど、『現在、混み合っています』のガイダンスから先に繋がらない
しかも3回目は向こうから切れた。。何故
?
こっちは子供が呼吸出来なくて苦しそうなのに、なぜ人間に繋がらないのだ
と焦りから怒りに変わっていました
繋がらないなら推奨するな、こんなサービス
とめっちゃ苛つきました。
もう、これでは埒が明かない
と119に電話
年齢と症状を話し、その時に『重度の知的障がいと自閉があります』と一応伝えました。
この時点で伝えておいたからか、のちに到着した救急隊員の方の理解ある対応に助かりました。
救急車が到着するまでに、とりあえず保険証やオムツなど必要なものをバッグに詰め込み
こんな時にも、“気持ちを落ち着かせるアイテム”の新幹線の図鑑など重い本や、おもちゃをわざわざ持って行かなければいけないのが、自閉症児の親であります笑。結果、いつだって大荷物
そうこうしていると、救急車のサイレンが近付く音がしました
不安だったので、玄関を開けて待機
隊員の方が3人部屋に入ってきました。
ちなみに、この間たぁ坊は泣きながらも、119に電話した時よりは呼吸も少し落ち着いていました。
しかし。知らない男の人がいきなり3人も部屋に入ってきたもんだから、この状況にパニック
泣き叫びながら逃げ惑い、窓ガラスにへばりついて、耳を塞ぎながら『ん~ん~』と言っている
ここで、隊員の方が。『お母さん、これはいつもの行動?』と聞いてきました。
私が『不安になるといつもこうです』と答えると『あぁ、ならオッケーオッケー👌』と優しく言ってくれて、私もプロの方達が来てくれたからもう安心だ
と気持ちも少し落ち着きました。
電話した際に障がいの事を伝えたので、隊員の方も既に承知していて、『その件ではどちらの病院にかかっていますか?』と聞かれました。
あと、こういう子はてんかんを起こす子が多いので、過去にてんかんがあったかも確認されました。←たぁ坊は今まで起こしたことはありません。
たぁ坊の咳を聞いて直ぐに、『クループだね、間違いなく。』と言われました。
クループ症候群。ネットで見て知識としてはあったけど、実際目の当たりにしたら、本当に怖いです
(たぁ坊は結構症状が重い方だったのもあるんですが。)
『これは救急の対象だから、救急車呼んで正解だよ、お母さん
』と言われました。
そこから、隊員の方が『おじちゃんの抱っこでいいかい?』と優しく声を掛けてくれましたが、勿論たぁ坊は全力で泣いて拒否
『じゃあお母さん抱っこで!荷物は私達が全部持ちますから!』
『電気、エアコン、消して大丈夫かな?』
『慌てなくていいから、お母さんも忘れ物ないように、保険証とか大丈夫?』
と、色々親切に声を掛けてくれました。
ここから先、長くなるので、箇条書き。
自閉、知的障がいのある子が救急車に乗り、その後の診察、検査を受けると親孝行共々こうなります
(勿論、たぁ坊with母ちゃん の場合のお話です
)
・救急車のストレッチャーには勿論乗らない。
抱きついて大泣きなので、涙鼻水ヨダレの三重奏で自分のTシャツがびっしょびしょ。自分の着替えも必要だったな、とかなり後悔。
・血中酸素などを測るパルスオキシメーター、勿論指先に付けさせてくれない。
隊員が足の指で頑張って図ろうとするも、その隊員の方を足でガシガシ蹴りまくり完全拒否
謝りつつ、泣き声を押し退けながら、聞き取りに対して答える。
・病院について診察後、吸入するも、大泣きで押さえつける母ちゃんも一緒になってベッドからずり落ちる。押さえつけが、もはやプロレス技。
吸入の意味あんのかな、って思うくらい吸えていない 
・この時、抱き抱えて救急車に乗ってきた為、たぁ坊が靴を履いていないことに気付く
以降、ひたすら抱っこ
・シロップの薬(デカドロン)をスポイトで飲ませるもぎゃーぎゃー大泣き。
薬剤師さんが出て来て手伝ってくれたが、噴水のように胃液と共にリバース
これも意味あんのかな状態。ほとんど体内に入っていない。
・救急車で病院に来てしまったので、帰りの車がない為(父ちゃんは泊まり勤務で頼れない)、タクシー会社5社に電話するも繋がらないor朝の6時以降と言われ途方に暮れる at 4:30 。
この時点で母ちゃん、気持ち的には体重マイナス3キロ。気持ち的には。
・偶然、お客を乗せてきたタクシーを捕まえてなんとか帰宅。
しかし夜間救急では薬1日分しか処方されないので、日中の診察を勧められ行くも、夜中のスポイトのトラウマからか、喉の診察で舌を押さえられたら嘔吐。
お昼に食べた焼きそばが5回に渡り、ゴフっゴフっと噴水として出てくる。
本人は勿論、母ちゃんのジーンズ、エルゴ、バッグ全てに嘔吐物がべっちょり付着。
・看護婦さんが4人出て来て掃除してくれる。診察室の中の手洗い場を謝りながら使わせて頂き、たぁ坊はとりあえず着替えを持参していたので着替えさせる。
自分は、、借りたタオルで拭いて色んなところが臭い、冷たい
・血液検査、点滴の指示でたぁ坊と引き離され、処置室からは断末魔の叫び
・胸部レントゲンでも、同じく外で待たされ、中から断末魔の叫びpart2。
泣いて動くから、4回も撮り直し。普通の子の4倍被爆
・入院するかどうか希望を聞かれ、本音としては2日連続で夜間救急に向かったから、入院した方が安心だったけど、個室が空いてないと言われ、たぁ坊に大部屋は無理だと判断。
・夜になるとクループの症状が強く出るので、乳児の時以来、朝まで縦抱っこで寝かせ咳込むのをなるべく回避。
連日睡眠時間が二時間を切る。
母ちゃん、気持ち的にはマイナス5キロに到達。あくまでも気持ち的に
2日目の夜までがピークで、3日目からは症状も少しずつ落ち着いてきました。
同じ園に通う女の子もクループを経験していて、その子のママから詳しく今後の回復の目安や薬の情報を教えてもらえたので、かなり参考になりました
でも、8月はあまり体調が安定しなくて。
その後も、急に熱が出る夜も数回あったりして、ほとんど病院通い&看病の夏でした
天気も雨ばっかりだったし、全然楽しくなかった2017 夏。。
たぁ坊にとっても初めての救急車、点滴、レントゲンと嬉しくない経験を積んだ夏。
これと、今回の薬・喉の診察のトラウマから、スプーンを口に入れることに拒否反応を覚えてしまうという弊害も
せっかく、スプーンでの食事が調子よく出来ていたのに後退して手掴み食べに戻ってしまった
登園も再開したことだし、徐々にまたペース取り戻していこう

今月は元気に過ごせますように