たぁ坊は、興奮したり嬉しいことがあると、腕を上下に揺らします。肘を曲げて、その肘を中心にふわふわ、ぐわんぐわんする感じ。
芸人のゆってぃの『それ!ワカチコ!ワカチコ~!』みたいな動き
我ながら例えが素晴らしいわ、まさにゆってぃの動きだわ笑。
親は毎日この姿を見ているので、もうこれが普通というか、日常の光景なんですが
スーパーに買い物に行ったりすると、このたぁ坊の姿を見て、他の子供に真似されたりする事があります。
すると、慌てて隣にいるお母さんが『真似しないの
』と小声で子供に言ったりします
笑。
笑。最初の頃は、たぁ坊が奇声を上げると振り返られたりする視線が本当に本当に嫌でした



自閉、知的ってパッと見は分からないから、余計に驚かれるんですよね。
そりゃそうだ。私も逆の立場ならびっくりするわ。いきなり『キャーー
うーー
』なんて甲高い奇声をあげられたら
今でこそ、ネガティブな母ちゃんにも心臓に毛がちょろっと生えてきて、もうこんなことは慣れっこで動じませんが
ただ、今年のGWの暑かった時期に水遊びに行った時、少し複雑な気持ちになる出来事がありました。
その日は、噴水広場で水のしぶきを浴びて楽しめていたたぁ坊

嬉しさから、またいつものように腕を曲げてゆってぃになっていました笑。
その姿を見て、年長さんくらいの女の子二人組が、笑いながら持っていた水鉄砲で、たぁ坊の背中を目掛けて水をかけ始めたんです。
たぁ坊は何か背中に当たるなぁ、と違和感を感じたようで、手で背中を触ったり、少し場所を移動したりしていました。
でも、その女の子達は完全にたぁ坊にロックオン
確実にたぁ坊の背中を的にして水鉄砲を楽しんでいる、、
そして、たぁ坊が腕を揺らす度に二人でニヤニヤ笑っているー
なんかね。その状況を後ろから見守っていた父ちゃんと母ちゃんは複雑な気持ちになりました
その女の子達が悪い、とかそういう事ではなくて。やっぱり子供ながらに、たぁ坊の様子は普通とは違うし、変で面白いって思いますよね。その子達のリアクションはごくごく当たり前だと思います。
いま通っている園では、それぞれが個人プレーで遊んでいる感じだし、他の子を“変だ”と思う概念もないので、そういう事はまずありません。
だからこそ、その日の女の子達がたぁ坊に向けた視線が、世間が見る障がい児への視線なんだな~と。。現実を思い知らされた感じでした
表立って『変なのー!』とは言われないけれど、陰ながら笑われる、陰ながらコソコソ言われる。っていう感じがね
親としては複雑なのよ
だったらスーパーで真似される方が、私的には気持ちが楽です。←まだね、まだ。どっちも悲しいけどさ。
結局、その後はと言うと。
たぁ坊、暫く水鉄砲の的にされていたので、母ちゃんが濡れながらたぁ坊の後ろに回って、親がここにいますよ
アピール笑。
これに気付いて、女の子達もやめました。
今はまだ年齢も小さくて、園の中で守られているたぁ坊。
これから成人してどんな風に社会と関わって行くのか分からないけど、、後ろ指指されながらの人生を歩んで欲しくないってのが親としては正直な気持ち
それが難しい事だってのは重々分かってるけどね
それが難しい事だってのは重々分かってるけどね
その為には、親が動けるうちにたぁ坊の道筋を立てて、理解・協力してくれる人たちと巡り会える環境を作ってあげないとな、って思います。
これは過保護ではなく、重度の知的障がいを持つ親としての責任かな。少なくとも、私はたぁ坊を普通に生んであげられなかったからそう考えています
