前回からの続きですニコニコ

保健師さんに学園を紹介して頂いてから、見学に行くまでの間、それでも私は“障がい児が通う施設”だということに抵抗感を抱いていました。
この期に及んでまだ、うちの子は障がい児じゃない!とどこかで思っていたかったのですううっ...
病院でもハッキリとした診断名は付かず、結局のところ“療育をしながらの様子見”だったので、いざ保健師さんに『身体障害や発達障害児対象の施設です』と言われた時にショックを受けたのは確かでした。。
実家の母にも話したところ、『可哀想だよ~』『そーゆー場所に行ったら、一生障がい児というレールの上を走っていかなきゃいけないんじゃないの?』『普通の幼稚園に行けば周りのお友達を見て成長するわよ』なんてことを言われました。私自身もまだ迷いがあったので、見学に行くまでは前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちが毎日毎日、ころころと変わっていたのを覚えています。
思えばこの時の私、本当によく泣いていましたううっ...今も泣くことはあるけど、当時に比べたら色々と吹っ切れて現実を受け入れ少ーしだけ成長してると思います。

さて。そんなこんなで迎えた見学当日。勿論、今日も泣きまくって頭を打ち付けまくるんだろうな、と覚悟してました。だけど、今日は父ちゃんも一緒!!何かあれば二人で押さえつけたりなだめたり出来るし、一人で連れていくよりは心強い!!そう思って見学に臨みましたあせる
学園の現地で保健師さんと待ち合わせていざ施設内へ。すると、最初こそ初めての場所に戸惑い泣きましたが、それも次第に泣き止み、持参したお気に入りのおもちゃで遊びだしましたびっくりびっくりびっくり
えっ、こんなにすんなり入れてどうした!?アセアセと、いつものたぁ坊らしくなく逆に心配にガーン
そのくらい、予想していたよりも遥かに落ち着いて過ごせたのです!!

そして、障がい児の子が通う施設と聞いていたので、どんな子達がいるんだろう汗と構えてしまっていた自分でしたが、、本当にびっくりしました。皆先生の指示が聞けて、朝の会もきちんと椅子に座って参加出来ていて、本当に衝撃でしたあせるあせる
言葉も出てるし、この子達は本当に障がい児と呼ばれるような子なのポーン!?という感覚!!
むしろ一番この学園を必要としているのは一言も話せない我が子ではないかー笑い泣きと、父ちゃんと二人、一瞬で感じました汗
前年まで肢体不自由のお子さんが一人いたそうですが、その子も卒園し、見学に行った時はダウン症の子が1人と、あとは自閉や発達障害と言われるようなお子さん達でした。
でもみんな楽しそうに先生達と遊んでいて、きちんと意思疏通が図れている!!何なら普通の幼稚園でもやっていけるのではポーン??と思うくらい、たぁ坊より色々と理解出来る子達でした。

たぁ坊も初めて行く場所で泣き止んで過ごせた事はこの日が初めてで、(何なら私ら親の実家よりも泣かなかった)園長先生とお話をさせてもらって、他のお子さん達の楽しそうな姿を見て、帰る頃には『ここに通わせたい!!』と気持ちが固まっていました。父ちゃんも同じ意見でした。

職員の先生方も皆さん優しくて、ほぼマンツーマンに近い状態でトイレや食事の介助をしてくださることや、同行した保健師さんが以前担当していた女の子の学園での成長ぶりに驚いていたこと、つまりこの学園に通えば日常生活の訓練もしながらこんなにも成長出来るんだ、という事が分かって、まさにたぁ坊にはこの環境が必要なんだ!!って感じました。

そして、何より一番の決め手になったのは、たぁ坊がこの空間にいることに対して苦痛を感じていない!!ということでした。
毎週通い続けた幼稚園では慣れることなく、最後の最後まで泣いていたのに、初めてきたこの学園は泣き止んで、男の先生にも自ら近付いていくなんてえ゛!汗私はこれに一番驚かされました。
たぁ坊は、肌でここが落ち着ける場所だと感じたんだ!!と思いました。
同時に、今まで無理して連れていったプレ、これは親のエゴでしかなかったんだと痛感させられました。
何も話さないし、理解力も乏しいと思っていたけど、本人なりに心地良く感じる場所があるんだ。たぁ坊は、この学園の雰囲気が安心出来るんだね。そう思ったら、保健師さんにこの学園を紹介してもらえて本当に良かったと思いました!!

こうして、正式に申し込みをして夏休み明けの9月から週1回の母子通園が始まったのですおねがい