さて、以前は結構細かい「小ネタ」や「雑学」などをダラダラと書いていたこちらのブログですが、最近はしょーもない独り言を言ったりするだけのブログになりつつあるような気がします(笑)
そんな中、以前はよく「タワー・オブ・テラー」の細かな物語等について書いていた事がありますが、細かなお話は、ある程度「出尽くした感」もあり、最近は全く触れておりませんでしたが、今日は久しぶりにTOTの細かなお話にちょっと触れてみたいと思います。
…あ、これまでのTOTに関する過去記事はこちらのカテゴリー分け「タワー・オブ・テラーの物語」からどうぞ~。(全てではないですが…。めっちゃ量が多いですw)
…と、いう事で今回は「ハイタワー3世と象の関係」について。
「は?象?( ̄∀ ̄;)」とお思いかもしれませんが、以前こちらの記事で、ハイタワー3世は「ドラゴンのモチーフを好み、その紋章や内装&外装にもドラゴンがよく登場している」と言う話をいたしました。
その他にも、今回はハイタワーが「象」を好んでいた(のではないか)…と言うお話です。
普通にアトラクションを体験しているだけではなかなか気がつきにくい事ですが、このホテルハイタワーには象のモチーフ等を多く見る事ができます。
特にハイタワー3世は1884年にインドに遠征しており、建物隣にある「瞑想の庭園」の奥にあるのは「インドの庭園」であったり、ショップ「タワー・オブ・メモラビリア」も、「(元)ラジャのプール」でインドがモチーフになっています。
そんなこのショップの入り口に入って、すぐの所にある、プールだった時代に飛び込み台として使われていた棚の上には「象の置物が一対」置かれています。
またこの部屋の壁画の一部にもハイタワーが水につかっている後方に「象」の姿が見られる場面があります。(下の二枚の写真。)
またアトラクションのライドショット写真を購入するモニターの周辺にあるいくつかの写真の中にもハイタワーが象の上に乗っている写真があります。
しかもこれ、象に乗っている写真は2枚もあるんですよね。(3・4枚目の写真。)
そしてこのショップ内にあるプールの絵には、もちろん先程の「象の置物」もちゃんと描かれています。
また、プールの絵(上の画像)の下にも、この象が描かれている場所があります。
更にはこちらも気が付きにくいですが、ホテルに入ってロビーがありますが、一番右奥の扉がこの「ラジャのプール」への扉(下の写真)となっています(ゲストは通れません)。
あまりこの近くは通らないので、まず気が付きませんが、実はこの扉の右脇にある木製の壁飾りにも「象」が刻まれています。(下の写真)
また更にこのホテルにロビー上部にはハイタワーの冒険の絵が並んでいますが、その中、建物入ってすぐに右側の手前にある絵。
この絵の中でも、ハイタワーは象に乗って、「タマスの象」を引っ張っている様子が描かれています。
そして恐らくご存知の方が少ない…と言うか、まず見えない位置にあるため、なかなか確認できない部分なのですが、それはホテルハイタワーの建物の北側にある、巨大なレリーフ(石板)。
この石板、残念ながらアトラクションの外からはほとんど見る事ができず、概ね100分越え程度にアトラクション待ち時間が増えた時に案内される、庭園に行った時にやっと何とか見られる…と言うものです。(上の写真の赤い矢印の位置。)
この大きな石板を見てみるとよくわかりますが、「暴れる象」が刻まれています。これ、実は「戦闘用の象」である、「戦象(せんぞう)」。
一般的に強い動物と言えば、ライオンやトラ、熊…といったものを思い浮かべますが、「本気で怒った場合の最強動物」と言えば、その重量で何でも粉砕してしまう、「象」が最強と言えるでしょうね。
もちろん実際の歴史の中でもこの戦象は活躍しています。
例えばウィキペディアのページによると、「軍事用に使われた象(略)。主にインド、東南アジアや古代地中海世界で用いられ、突撃で敵を踏み潰すか、あるいは敵戦列を破砕することを主目的とした」と書かれています。
ちょっと色々調べてみたのですが、この壁画はカンボジアのアンコール・トムにある、「チャンパとの戦いに向かうクメール軍の壁画」によく似ているのでこれをモチーフに作られているのかもしれませんね。あくまで想像ですが…。
この石板がある場所は、非常に目立たない位置ではありますが、強欲で何でも力ずくで手に入れてしまうハイタワーはこの「象の勇敢な姿」をホテルハイタワーに取り込む事によって、自己顕示欲を強く表していた…と言う事なのかもしれませんね。
また、彼とホテルハイタワーの歴史の中で、象が登場するのはこれだけではありません。
ホテルの前に掲示板があり、多くの新聞が貼られていますが、この中の記事には「ホテルハイタワーのグランドオープンの時には目の前のパークアベニューでパレードが開催された」と言うことが書かれています。
更にこの時、「ハイタワーは盛大に手を振りながら背羽を持つ栄光の白い制服とヘルメットを身に着けて、巨大なアフリカ象の上に乗って進んだ。」と言う記述があるんですね。
なんとここでもハイタワー三世はグランドオープンの記念パレードの時「一番後ろで象に乗って登場している」のです。…これはもう間違いなく、彼は「象好き」と言っていいでしょうね。
こちらについては過去のこちらの記事でその件について触れていますので、お時間ある方はご覧ください。…えーっと、あの、その、又は現在発売中の5冊目の著書の中でも、その旨、少~し詳しく触れてありますのでよろしければご覧ください(笑)(ちょっと宣伝www)
…と、長くなりましたが、以上の様に、彼は自己顕示欲や自分の強さを内外に誇示するため、様々なモチーフやレリーフをホテル内外に掲げていますが、こんな所にも彼の性格が表されているのですね。
しかしながら、前述した通り、こちらの象が刻まれた石板は、実は見えそうで、なかなか見ることができません。…もし見られる事があればぜひ確認してみてくださいね。
…と、言う事で今後の更新の原動力になりますので、ブログランキングとテーマパーク・遊園地ランキングへのご協力もお願いしますー。