9回の表ツーアウト満塁。5ー3。
中盤など半分眠りながら観戦していたのだが、最終回にこの盛り上がりである。

逆転も狙えた好機でドラゴンズの5番、福留は凡打に終わる。
試合終了の瞬間、もたれていた手すりから離れ、僕たちは水道橋駅へ向かって走り出す。

友人(おおつ)が、研修で一時的に住んでいる寮の門限が22時。
試合は21時を15分ほど回ったところでようやく終了したのだった。

駅まで全速力。
昨日までがどうあれ!明日がどうあれ!この先がどうあれ!
じつにすばらしい1日。

***

土曜は朝から、マスミツちゅーそんとの打ち合わせ。
新宿あたりで明大前商店街についての企画の話をしてきた。

昼から明治大学・和泉校舎へ。ここは明大生(文系)の1、2年次に通うキャンパス。
夢と不安と希望に満ちた新入生渦巻く春のキャンパスを見た。
このなかから何人の青年が大学の価値を良くも悪くも揺さぶってくるのだろうか。楽しみ。

財務省・東海財務局に務める友人(おおつ)が、研修でこの春は東京に来ている。
彼は高校時代に最も親しくさせてもらった友人のうちの一人だ。

東京ドームのチケット売り場で彼と会う。
7ヶ月ぶりなのに久しぶりじゃない。いつものことだ。
歩いて神保町へ向かい、「いもや」の、あつあつの天丼をかきこむ。
喫茶「古瀬戸」で一息ついたあと、歩いて水道橋へ戻る。

晴れた春の日はこんなに暑かったっけ。それでも4月だ。夕下がりには過ごしやすくもなる。
まだ夏なんて遠い先のこと。まだ春を満喫してさえいない。なんせ、このあいだまで雪が降っていたのだ。

のんびりとした週末のオフな時間を贅沢に過ごす。
ふだん酷使している僕の心に「贅」をかけてあげる。

旧友との関係をあたためなおし、トラディショナルな日本の娯楽を味わうのは悪くない。
悪くないなんてもんじゃない、最高だ。

◆どうか私を押し上げてくださいまし。

試合が始まった。
野球観戦なんて久しぶりだ。勝たねえかな、中日。