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久しぶりのブログ更新です。
当施設では９月11日に施設内での新型コロナウイルスの感染を確認いたしました。
そこから９月３０日までの間、施設内での感染拡大を防ぐための対策を講じておりました。
この間、ご利用者様をはじめ、ご家族様、関係各所には第一報から始まり、都度変化する状況についてご報告をさせていただきました。
今回、初めて施設内で感染が発生し感染ＢＣＰに沿って対応してまいりましたが、実際に経験したことで見えるモノ、感じるモノも多々ありました。
掲載した写真は、記録ソフト（ケアコラボ）を通してご家族様に定期的に配信している写真です。
これも、２年半前にコロナ禍となりご家族様に面会制限をお願いするかわりに、お変わりなく過ごされていますよと安心していただくために始めた事です。
面会ができなくても、「変わりなく過ごしている」と感じていただくため、あえて何気ない日常の生活を動画や写真に収めて定期的に配信しています。
この、全員の「何気ない日常の生活」が18日間止まりました。
私たち職員はこの２年半の間、施設内にウイルスを持ち込まないようにと私生活でも細心の注意を払い、また高い緊張感の中で業務を行ってきました。
しかし、特に今年に入ってからの「行動制限をかけない」という政府の方針により、一気に緊張感が高まりました。
職員も社会生活を営んでいます。なので、行動制限がかからなければ感染のリスクも上がります。
毎回、職員とのミーティングで「基本的な感染対策を徹底していこう」と伝えていましたが、行動制限をかけないという方針と同時期に「入院ができない」という事も伝わってきましたので、とても不安を感じていました。
このようの状況下で、ストレスを抱えながら運営している施設は少なくないと想像しますが、当たりまえの日常が止まってしまう事の影響はとても大きいものでした。
現在は通常復帰しておりますが、この経験の前と後で、私たちの「当たり前の日常」に対する考え方がとても変化したように感じます。
また、期間中、ご家族様をはじめたくさんの方々から労いのお言葉を頂き、本当に励みになりました。おかげ様で、元の生活を取り戻すことができました事をご報告させていただき、お礼申し上げます。
これからやらなければならなないことがたくさんありますが、まずは通常復帰したことをご報告させていただきます。
有料老人ホームみっかいち
施設長 松原 和之