彼がわたしの腕で寝ている。
疲れているのかな。
この寝顔を奥さんは毎日見ているんだ。
彼の唇に指を添えてみる
もっと、
指を2本、3本・・
手のひらで唇をつつんでみる
自分のものではない唇
目を覚まさないように慎重に。
・・・自分だけのもにしたくなる。
いや
自分だけのものじゃなくても、お話しをしてくれる彼がいい。
とりあえず、手のひらで鼻と口を塞いでみる。
「んぅんんん」
はっと、手を離す。
ゆかり:
「起きた?」
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社長が自分の趣味だから
「ゴルフはいいぞ、接待もあるしな。」
と、社員のほとんどはゴルフをやっている。
確かに、面白いので練習に行ったりコースに行ったりしている。
僕:
「浅井さん、来週、沖田(後輩)と山口(後輩)とコース行くんですけど、行きません?」
浅井:
「ごめん、行きたいけど買い物の運転手で。また誘って。」
浅井さんとはあまり行った事がないから、そんなもんだ。
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「そろそろ、出ようか。ふぁああ」
と、あくびをする。
本気で寝てたのか。
ゆかり:
「じゃぁ、シャワー入ってくる。またそのまま帰るの?」
「家でも、風呂嫌いだから、いきなり爽快な香りだとヤバイっしょ。」
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浅井:
「加藤さん、飲みにいくよね?ね?」
僕は、誘われたら断らない。
「どこ行きます?」
と、飲みながらとりとめも無い話をしつつ。
浅井;
「加藤さんにお願いというか。ごめん。」
僕:
「なに?」
浅井:
「俺、毎週土日、加藤さんとゴルフ行ってる。」
僕:
「わかりませーん。どうしたんですか。」
浅井:
「実は、
二人だけの秘密にしといて欲しいんですよ。
あのね・・・」
つづく。
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これ無理ですわ。
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