みんな中学で着る学生服(詰襟)を着ていたが「しばらく学生服で学校通わないといけなくなるだろうから最後くらい私服にしよう」と、確かYシャツ(だったと思う)とレモン色のカーディガンとグレーっぽいのズボンだったはずで一応フォーマル(?)な私服。
全学年ではよくわからなかたが、クラスでは小4からの友達と2人だけ学生服じゃなかった。
小学校時代の記憶はかなり怪しげだがこの服装だけは理由があって記憶にある。
校長先生だったか担任か忘れたが卒業証書を一人一人手渡してくれたのだが、受け取るところを写真に収めてくれてプレゼントだか購入したか忘れたがとにかく写真に残った。
写真があるだけではそこまで記憶に残らないのだが、この写真を母親に見せたところ
「あんた、何出して写ってんの!」と半分怒りつつ驚いていた。
ここで普通なら怪しいものが写っていて心霊写真か?となるのだろうが、そうではなく
母親に「なにが?なんか変?」と聞いてみたところ
「おまえは、なんで卒業式にち○ち○出してんの!」と言うんですよ。
なんで卒業式に○ん○ん出さないといけないのか、というかそんな事する子供だと思っていたのか?
いや、思っていないと真剣に驚いたりしないだろう、そう思われていたのだ。
で、母親が指をさして「ほらなんでさ?」と逆に聞いてくる。
よーく見てみると卒業証書を受け取るときに広げた手の「親指」がちょうど股間の辺りに有り、ずぼんから飛び出しているように見えた。
「親指だけど?」
母親は納得したようだった。
私はいろんな意味で軽く傷ついた気がする。小指で間違われなくてよかった。